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月光旅社 gekkosugi.exblog.jp

レトロでアジアでシネマな日々


by sugi

『サザエさん うちあけ話』と『サザエさん 旅あるき』

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『よりぬき長谷川町子展』の時に欲しいと言っていたこの2冊をようやく購入。
周辺の書店ではなかったので紀伊國屋のウェブショップで注文しました。
最寄りの紀伊國屋店舗で受け取りできるし、ポイントも共通でつくので便利です。

旅本好きなので、『サザエさん 旅あるき』は去年蔦屋書店で見かけて
「いい本見つけた!」とテンション上がった1冊。
でも「次に」と思ってたらいつの間にか売り切れて・・・。
サザエさんではなくて、作者長谷川町子さんが行った旅エッセイ漫画です。
お母さんやお姉さんと行ったドタバタで笑える旅のエピソード満載です。
小さい頃の家族旅行の話も出てきます。
海外も色々行かれてるんですね〜。

『サザエさん うちあけ話』は昔のNHKの朝ドラ『マー姉ちゃん』の元になった
長谷川町子さんの自伝です。漫画や文章で綴られています。
部分的に、漫画でもない、絵まじりの文章があって、これがとても楽しめます。
こちらもむか〜し、どこかで読んだこともあったと思うのですが
文庫になっていたので欲しかったのです。

生い立ちや、デビューのきっかけの話や、戦時中の話、
お父さんが亡くなられてから思い立って東京に引っ越し、
娘たちを育て、出版社を作り「サザエさん」を世に広めた
思い立ったら即行動のパワフルなお母さんの話など
(ヒットラーというあだ名だったとか!)、
実話とは思えない面白い内容盛りだくさんです。
そのお母さんが晩年、痴呆症になられた話はせつなかったですが・・・。

町子さんは、サザエさんと同一視された事を複雑に思われてたようですが
やはり町子さんの一面が「サザエさん」の人となりに投影されている事は
間違いない気がしました。
しかし、この本で描かれる町子さん自身の絵、
単純な線ですが、本人の雰囲気そっくりで、うまいな〜と思ってしまいます。

『サザエさん』はもちろんいいですが
作者の姿が垣間見られるこの2冊もオススメです。
やっぱり私、人の旅話や生き方・人生など、ノンフィクションが好きなんだな〜と
改めて思いました。
TV番組も『プロフェッショナルの流儀』や『ファミリーヒストリー』、
『カンブリア宮殿』などの裏側モノなんかが大好きなんですよね〜。
と、話がそれましたが、『よりぬきサザエさん』もボチボチとブックオフで集めてまして
ようやく1〜6巻まで揃いました。あと半分ほど。
まだしばらく長谷川町子ブームです。



by sugisugi26 | 2016-09-04 00:20 | 気になる本 | Comments(0)