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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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暮らしの手帖別冊「徒歩旅行」

a0106409_21581166.jpgレトロ感漂うイラストマップの表紙にひかれて手に取ったのですが、これが思いのほかおもしろくて、今の自分の気分にピタっと合った旅本でした。
雑誌「暮らしの手帖」の連載に書き下ろしの記事を加えた別冊です。編・著は雑誌「山と渓谷」の副編集長をされていたことのある若菜晃子さんという方。

その若菜さんが文中で「友」と呼ぶカメラマンの方や、幼なじみと旅した12の町の話。旅のエッセイとその場所の見所などのデータがセットになっています。紹介されている街は、松本・豊橋・桐生・上田・下田・秩父・会津若松・鳥取・村上・木更津・桑名・鎌倉。地味ながらもテクテク歩きながらの旅は色々な出会いがあります。チェックされているお店も、全国区ではなくとも地元で愛されている商店だったり、その土地ながらの商品を扱う歴史あるお店だったり、行ってみたくなるところばかり。

写真もいいし、分かりやすく気取らず、
人柄が感じられる様な文章も心地よく、
エッセイとしても楽しめます。
行き先のセレクトも好みだし、こういう徒歩で
重箱のスミをつつくように楽しむ旅が好きなので
「まだまだ日本を旅した〜い」気分になる1冊です。
秋の夜長にオススメです。

●心に引っかかった文章
「歩く旅の旅支度」旅のコツ編
こうした方が面白い旅ができるというコツがいくつか
あげられ、どれも「なるほど」って感じなのですが、
特にうなずけたのは「調べすぎない」ってこと。
調べすぎると情報にとらわれて自由に動けなくなるので
下調べはほどほどにとのことですが、
ちょっと最近私は調べ過ぎの感が。
現地での思わぬ出会いの「スキ」もないとね。

秩父のページで、持ちきれないほどの大荷物を
抱えて歩く著者に町の人が言ったという言葉。
「お土産がいっぱいっていいことよ。帰りを待ってる
人がいるってことですもの」
なんか、暖かくなる言葉。
私の場合、自分の為のおみやげが多かったりするんですが。

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by sugisugi26 | 2011-10-04 22:44 | 気になる本 | Comments(0)