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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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『暗殺』

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こんな猛暑の続く時期は映画館で缶詰になって3本くらい見続けたい!
映画館は限られますが(と言うか大阪ならシネマート)、
韓国映画は地味に、わりとコンスタントに公開されている気がします。
ここにはUPできていませんが、最近ではキム・ユンソク主演の『極秘捜査』や
ガンちゃん主演の『王の運命』などを見ました。
『暗殺』は春の大阪アジアン映画祭であっという間にチケットが売り切れ
がっくりきましたが、待望の一般公開です。

『ビッグスウィンドル』や『10人の泥棒たち』など
多くのキャラクターを生かして巧みにストーリーを運び
面白い娯楽作品に仕上げるチェ・ドンフン監督作品ですので
期待していましたが、
これまでの娯楽要素に時代のリアリティが加わり、より厚みのある
面白い作品に仕上がっていていました。

日本統治時代の韓国を舞台に、純粋に独立の為に暗躍した活動家たちや
その状況を金もうけに利用する人々、日本人と韓国人の間を巧みに行き来して
生き延びようとする人々など、様々に暗躍した人間模様と
国家を思う人たちの思いが、ドラマチックに描かれ、
一概に「日本人は悪い!」という単純な話でなかったのも良かったです。

人々を裏切りまくる活動家のイ・ジョンジェ、
報酬次第でどんな依頼も受ける暗殺者のハ・ジョンウ
その相棒のじいやのオ・ダルス、
暗殺を実行するヒットマンのチョン・ジヒョンなど俳優陣も豪華で
特にハ・ジョンウ、スーツ姿と2丁拳銃姿がめっちゃカッコよかったです。

当時の上海や、京城(ソウル)のセットもよくできていました。
特に京城の三越百貨店の豪華さ。
京城の駅で、市民が日本の国旗に敬意を示さねばならないシーンは
心が痛みましたが・・・。
見た後は、満足感とともに、結局は支配される側はもちろん、
支配する側にとってもいい事はない気がするな・・・という虚しい思い。

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by sugisugi26 | 2016-08-07 12:35 | 韓国映画 | Comments(0)