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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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『イケフェス2016』で西長堀アパートへ

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『大阪倶楽部』を後にして、URの団地『西長堀アパート』へ向かいます。
朝から友人と2人でまわっていたのですが
地下鉄西長堀駅でもう1人の友人と合流の予定・・・なのに
淀屋橋で反対行きの地下鉄に乗ってしまうという失態。
見学時間も12時までなので急がなければならないというのに・・・
予定より少し遅れてしまいましたが、『西長堀アパート』は駅近なので
見学時間には間に合いました。
見学者が多く、用意されていた資料も最後の一部でした。

元レトロ団地の住人としては、この昭和33年に建設された10階建ての団地に
興味津々です。私が以前住んでいた部屋は昭和32年の建物だったので
ほぼ同じ頃の部屋。色々共通点もありそうです。
今回はこの団地が元を生かしながらもリノベーションされ、
入居者募集中とのことで、公開中のその新しい部屋とほぼ元のままの部屋が
両方見れるとのことです。
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まずは最上階の10階、ほぼ元のままのレトロ部屋です。
係の方に解説していただけます。さすがに年季が入っています。
6畳と4.5畳の和室に6畳以上ありそうな広い台所とリビング。
ベランダも広く眺めが良く、昔は作家の司馬遼太郎氏も住まれていて
ここの部屋からの眺めを書かれているとか。
ここは4.5畳の部屋の廊下側。下部には収納スペースもあります。
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ここも同じ部屋の押し入れ部分。こちらの壁全体が収納で上には天袋もあり
この様に洋服かけや着物を入れるための棚も作り付け。しっかり実用的です。
以前の私の部屋も収納がしっかりあって使いやすかったです。
考えられた造りはさすが公団の部屋という感じ。

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お風呂は入り口も中もかなり狭く、バスタブが床に置かれた状態のレトロ仕様。
これはもろ以前の私の部屋と同じ。入るのも足を大きく上げなくてはなりません。
でも壁のシックな色のタイルがいい雰囲気。
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トイレも入り口が狭かったですが
中は同じタイルの効果もあり、なかなかおしゃれ。
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洗面は外になります。当然、洗濯機置き場はなく、
多分お風呂に排水する為にお風呂近くの板の間に置いたのだと思われます。
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壁にはちゃんと棚があります。
洗面台のフォルムが流線型でかわいいです。
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係の方も力を入れて説明されていた台所の上の壁一面の棚。
穴が開いて風通し良くなっています。
古い公団の部屋などを見ると毎回思いますが
洗濯機置き場などの水まわりの問題が解決されれば
日当たりも風通しも良く、今でも十分使いやすい配置や間取りでした。
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玄関のドアが内開きになっているのは、外側に風通し用のドアを付けられる様になっている為。
こちらは見た中で1番古そうなドアでした。
できた頃から住まれてる人はどれくらいいはるんでしょうね。
当時は家賃も高い高級アパートで、ここからハイヤーで出勤される方や
お手伝いさんを雇っている方も住まれてたそうです。
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さて、リノベーションされた部屋はどの様になっているのでしょうか。
この6階の部屋は10階の部屋と同じ間取りの様。
キッチン横に防水パンが設置されています。割とこれ、使い勝手がいいらしいです。
換気扇が窓から遠いのでぶっとい管が付いています。
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お風呂は思い切ってのシャワーのみに。私はバスタブ欲しいですけど・・・。
タイルは白でオシャレです。
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しかし、使い勝手の良かった大量収納の押し入れなどがなくなり吊り棚のみに。
壁にフックなどをかけるんでしょうか。残念な感じも。
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このナミナミのガラスの扉が生かされているのはいい感じです。
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3階の「VINTAGESIMPLE」と言うタイプの部屋へ。
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こんなこじゃれ過ぎた華奢なシンクになっていました。水はねとか心配。
ここは普通でいい気が・・・。
コンロは1個口。横には防水パン。
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たっぷりの収納が古い部屋のまま生かされたスペース。
作り付けの棚もスペースたっぷりで食器棚がいらないくらい。
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洗面台も壁の棚もそのまま生かされてレトロ感があっていいです。
さっきの部屋もですが、畳はい草ではなく麻畳というのになっています。
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「マンモスアパート」と呼ばれた時代の名残でしょうか。
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昔から変わらぬこの特徴的な外観ですが、当時は前にまだ長堀川が流れており、
夜はその川面にこの細長い廊下の窓から漏れた灯りがうつり、
とてもモダンで洒落た雰囲気だったそうです。
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今もちょこちょこ募集の告知が出ていますが、すぐに埋まる状況の様です。
でも家賃は共益費合わせて7〜9万円くらいと安くはありません。
もう少し安ければ・・・と思いますが。
URも最近はこの様に古い部屋をリノベーションした部屋を作っていますが
私の住んでいた団地も全てを立て直しするのではなく、
一部この様な住宅も作ってくれていたなら
断然そちらを選んだのにな〜と残念に思ってしまいます。
西長堀アパートの特設サイトもできています。

さてまた淀屋橋方面に戻り、午後の見学へ。

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Commented by Hiro at 2016-11-23 21:39 x
ほんま、特別な建物でなくても、レトロ感を残しつつリフォームをして欲しいです。耐震性に問題が・・・も事実ですが、ぶっちやけた話は、耐震補強やリフォームするよりは、潰して立て直した方が早くて、安くつくのではと思います。家賃も値上げが出来ますよね。
Commented by sugisugi26 at 2016-11-23 22:30
>Hiroさん
コメントありがとうございます!
一番簡単なのは潰して作り直す事だというのは分かりますが、今でも十分通用する使い勝手の良さや、考え抜かれた間取りや収納、レトロテイストなど、なくしてしまうにはあまりにももったいないモノがありますよね。
そういう事を大事にする価値観が生まれて来ているのも事実でいい事だと思います。住んでいた団地も、建て替え計画がもう10年遅かったら、そういう考えもあったかもしれません。
by sugisugi26 | 2016-11-23 19:24 | 街歩き | Comments(2)