『ベスト・アクションズinコリア』で1本
3本上映なのに1週間だけだし、案の定知らない人も多いのか日曜日で観客は10人ちょいで寂しい限り。貴重な上映だっただけになんだかもったいない感じ。
映画ですが、タイトルのイメージからは、
はっちゃけた感じの痛快ヤクザものかと思いましたが
意外に正統派な感じでした。
ヤクザ世界を不器用に生きる男達のやるせなさと言いますか・・・
ここでのヤクザの描き方は先も読めるところもあるし、新鮮味はないのですが、
ソル・ギョング演じるヤクザが、兄貴の敵を討つために
相手の実家周辺で機会を狙うのですが、その年老いた母親と仲良くなってしまい、
さぁどうなるか⋯ってところで胸を打つ展開が!!う〜やり切れない。
品がなくて(初めは思わず引いてしまうくらいですが、こういうところを
時にやり過ぎるくらい見せる韓国映画・・・)、粗野で、でも芯からは憎みきれない
主人公を、ソル・ギョングがリアルに演じています。
チラっとかいま見せる子供っぽさが母性本能をくすぐる感じ。
ドラマでもおなじみのナムニ演じる、敵の母親とのやりとりに胸がグっときます。
とにかく2人のかもしだす空気が良かったです。