祭りは終わった・・・(アン・ソンギ先生編)
24日金曜日の初日、トークショーの整理券配布時間少し前に着いたのですがすでに整理番号は61番。300枚の整理券ははけて、それ以降は並んで入場ということでしたが100人以上並んでました。さすが先生?!さすがは韓国の国民的俳優!!
まずは2006年に公開された映画「ラジオスター」の上映。去年の『シネマコリア』での上映時にも見ましたが、パク・チュンフン扮する今は落ちぶれたロック歌手と
アン・ソンギ扮するそのマネージャーの再起復活物語り・・・というか成長物語り・・・という感じで、人間味あふれたとっても後味のいい作品。大好きです。アン・ソンギ氏の肩の力の抜けた演技がとてもいいです。
そしていよいよ本人登場のトークショー!
さすが、大学・・・ショーアップされるでもなく、
あっさりと本人登場でサラリと始まりました。
観客の韓国語理解率も高くなかなか濃い雰囲気。
アン・ソンギ氏の長い映画人生を語るという感じの内容で、
まさかの出生時の話から始まり、1時間半びっちりのトーク!
5歳から韓国映画界で活躍されてたアン・ソンギ氏。
まさに近代韓国映画史を生きて来られたという感じです。
残念ながら観客との質疑応答はなかったですが、
質問内容も的を得ていて、安心して聞けました。
父親の友人の映画監督の作品に出たのが子役で活躍するきっかけだとか、
大学ではベトナム語科だったがベトナム戦争が終わったので俳優に戻ったとか、
家では皿洗いぐらいはします⋯とか、
名コンビ、パク・チュンフン氏のエピソードとか色々語られてましたが、
韓国映画のこれからについての質問については一段と熱く話されていて、
「使命感」みたいなモノを感じました。
だからこそ今回のゲストも引き受けられたんだろうな⋯と思ったり。
黒ストライプのシャツに黒ジャケットに白パンツと、
さわやかな服装で登場したアン・ソンギ氏。
すきっと若々しくカッコ良かったです。
スクリーンの中と変わらぬソフトな話しぶりと笑顔、飾らない感じが素敵!
トークの後は1984年公開の『ディープ・ブルー・ナイト』の上映。
若いころの少しギラギラして、肉体的にも締まりまくったアン・ソンギ氏が、
アメリカを舞台に、永住権を手に入れるために手段を選ばない
密入国者を演じます。
破滅的な哀しいストーリーですが好きなタイプの作品でした。
トーク中にこの映画の話も出たので、その分興味深く見れました。
1日だけでも満腹な、お得なイベント・・・
来年のゲストもかなり期待してしまいます。
ソル・ギョングとか、ソン・ガンホとかハン・ソッキュとか?!