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月光旅社 gekkosugi.exblog.jp

レトロでアジアでシネマな日々


by sugi

見直してもやっぱりいい!

今年に入って、チェ・ゲバラ2部作の映画を見てから、
じんわりとゲバラが気になる存在です。
映画で語られていない部分も知りたくて
戸井十月氏のノンフィクション『チェ・ゲバラの遥かな旅』(集英社文庫)を読んで
どんな人生だったかをかいま見、
そしてこの週末、久しぶりに映画『モーターサイクルダイアリーズ』を
見返してみました。

まだ革命に身を投じる前の、若き日のゲバラが
友人と原付バイクに2人乗りして南米大陸を北上する旅をしながら
知らなかった世界を見て自分の人生の目的を見いだしていく・・・
なんて言うと堅苦しい感じがしますが、気持ちのいい青春映画です。
2部作のソダーバーグ監督も「この映画を含め3部作になる」と
語っていたようです。

公開当時劇場で見ましたが、大陸の1本道をバイクで行く場面が印象的で
夢と理想を胸に、国境を越えて旅する主人公達に
思わず感情移入してしまう大好きな作品です。
当時は、革命家チェ・ゲバラの青春時代と言われても、
あまりに無知でピンとこなくて、純粋に映画に感動しましたが、
実在の人物を知ってから見ると、さらに深い部分で見ることができて
一段と胸にせまるものがありました。

ゲバラがこの映画のころの様に、1人の単なる人好きする正義感ある
医師としての人生を歩んでいたら
また歴史は変わっていたのだろうな・・・なんて思ったり・・・。
でもやっぱり、そんなトコで収まる人物じゃなかったんでしょうけどね。
Commented by lily at 2009-03-09 11:03 x
ゲバラとキューバ、このところのブームでしたね。
実は、2年ぐらい前に初めて「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観て、
ずっと気になってたゲバラとキューバ。
今年の2部作と、図書館での猛勉強で理解が深まり、随分スッキリしました。
「モーター…」は、結局3回以上は観てますが、やはりいいものはイイ!!ですよね。

ところで、ゲバラ2部作の2部目、レイトショーで観たのですが、
娼婦風女性(!)が客らしき男性と一緒に観に来てるのが、印象的でした。
編みタイツに高いヒール履いてて、劇場内で派手に転んだり、
上映中も大声で「これ、誰なん?」と聞いてたり。
挙句に、最後のエンドロールで、男性が何か感想を言ったのに対し、
「あ、あたし、1部観てへんねん。知らんねん。」と言い放っておりました。
よくぞこのゲリラ戦ばかりのマニアックな作品を、寝ずに観れましたねぇ、と
ミョーに感心してしまいました(^_^;)

ついでですが、「旅行人」次号は、キューバ特集だそうです。
Commented by sugisugi26 at 2009-03-09 21:35
>lilyさん
ブームでしたか!スゴイですね、勉強されたとは!日記関係も
読まれたのでしょうか。
キューバについては映画『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』を見て
音楽についての興味はあったのですが、正直地理的にも
社会主義の国ってことさえ分かっていなかったぐらいの
おそまつさで・・・。
2部作を見たおかげで、ゲバラの魅力からキューバ・南米への
興味もわいてきました。ビバ映画!!
『モーターサイクル・ダイアリーズ』は返す前にもう1度見ようかと
思います。「旅行人」情報ありがとうございます!

しかし、そんな客がいたら気が散って仕方ないですね(笑)。
お客さんにつきあってと見てたなら、ある意味プロ根性ある
女性なのかも・・・。
by sugisugi26 | 2009-03-08 21:58 | その他映画 | Comments(2)