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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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カテゴリ:アート( 38 )

『菓子木型の世界』展

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蓮を見た帰りに大阪民芸館で開催されている『菓子木型の世界』を見てきました。
民芸館は地味ながらもいい展示をたびたびやっているし、
万博当時の空気感がどことなく漂っていて、好きな場所なのです。
今回の展示、ずいぶん前に告知は見た記憶はありましたが
全くスルーしていました。
この連休までの開催とのことだったので、見ることができてラッキー!

和菓子屋さんで使われる、落雁や和三盆の干菓子、生菓子などに使われる木型を集めた展示です。
普段は縁の下の力持ち的な存在の型ですが、改めてじっくり見ると、
その彫りの繊細さや力強さ、同じ形がいくつか並んでいるものは、
同じ大きさでいくつも作れるその正確さなどに感動。
木型職人は、和菓子の出来上がりをイメージしながら、完成品とは反転した図柄を
彫りあげなければならず、そこが熟練の技の見せ所。
岡山の高齢の職人さんの実演ビデオが流されていました。

いい型はうまく綺麗に菓子が離れるような形に彫られているそう。
松竹梅や、鶴や亀、鯛(お頭部分や切り身なんてのも)などの縁起物の形や、
レンコンや松茸など野菜の形、家紋など様々な図案、造形があり
見ていてあきませんでした。日本の手仕事、素敵ですね。


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by sugisugi26 | 2017-07-17 13:23 | アート | Comments(0)
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こちらではおなじみ、毎年この時期開催される
大阪は阿波座に本社があるコスメメーカー「株式会社クラブコスメチックス」
文化資料室での展示に行ってきました。
今回は『人によりそう〜中山太陽堂に見る販売促進・営業活動」展と題して
クラブコスメの前身の『中山太陽堂』が創業期(明治30年〜昭和初期)に展開した
販促活動や営業活動を写真や販促物や広告などの印刷物でたどる展示です。
今回は展示物を紹介した小冊子やオリジナルのしおりなどがもらえたり、
モニター展示もあり、内容も充実して来ている感じがします。
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明治〜大正期は各地で博覧会が開催されて、新商品や新技術の発表となっていたそうで
中山太陽堂も特設ブースを作って美容部員を派遣し、
いち早く最新の化粧法や商品をアピールしていたようです。
当時の写真や広告、絵葉書などから、
なかなかお金のかかった展示ぶりを知ることができました。

当時の新聞広告や、懸賞・キャンペーン広告も面白かったです。
いつの時代も人は『景品』『お土産』『報酬』という言葉に弱いという事も実感しましたし。
今の様に色数や写真も限られた中でいかに目を引くかを考えられた
広告デザインや、ノベルティーも楽しめました。
広くはない展示室ですが、ふと時間を遡って当時の空気を感じられる心地いい空間です。
今回の展示は5月31日(日曜休館)までです。
レトロ好きな方はもちろん、ご興味ある方はぜひ一度!
詳細はこちら

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by sugisugi26 | 2017-05-20 15:22 | アート | Comments(0)
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いや〜けっこう不便な場所でした。
4/22・23の二日間、大阪市北区豊崎の印刷屋さん
レトロ印刷JAMさんで開催されていた「紙マーケット」に行ってきました。
以前移転するまでは中崎町にあって、そっちは行ったことがあったのですが
こちらのお店は初めて。

レトロ印刷JAMさんは、
巷のフルカラーのチラシやポスターなどで使うオフセット印刷とは違って
版ズレやムラやカスレなどもアジとして楽しむ
ちょっと懐かしく手作りな風合いの孔版印刷をウリにされており
イラストレーターやデザイナー、手作り作家などクリエイター達にも
人気の印刷屋さんです。

そんな印刷屋さんの倉庫一掃的な紙のセールとのことで行ってきました。
建物に入ったら、ダンボールとクリップがセットになった紙ばさみをとって
好きな紙をはさんで、最後に紙を数えてもらって購入するシステム。
よりどり10枚100円とか、大きい紙でも1枚100円とか良心価格。
あじのあるざら半紙とかこちらではお馴染みの紙も。
お好みの紙を選んで、ノートを作ってもらえるサービスも1冊300円。

本日の戦利品は、あじのあるレトロな風合いの紙10枚と
紙を15枚と表紙を選んでミシンで綴じてもらうノート。
ノートは、パステルカラーの紙に
ミシン糸の色が蛍光のピンクとブルーで可愛く出来上がりました。
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協賛の手紙舎さんなどのお店の雑貨販売やカフェコーナーもあり、
ついつい長居してしまいました。
普段ワークスペースでシルクスクリーンができるんですね。
ちょっと気になります。
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できた時から注目していたので、何度かオーダーした事ありますし
余談ですが入社の面接も受けた事もあります。
人気求人で、かなり狭き門でした。
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by sugisugi26 | 2017-04-25 23:42 | アート | Comments(0)

『松本かつぢの世界展』

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何年ぶりだろうというぐらい久しぶりに宝塚に行ってきました。
手塚治虫記念館で開催していた『松本かつぢの世界展』を見に。
松本かつぢというアーティスト?児童画家?漫画家?イラストレーター?デザイナー?
とにかく多方面に色々なタッチの可愛い作品を発表されていた、
明治生まれで昭和に活躍されていたマルチアーティストを知っている人は
どれほどいるのでしょうか?
中原淳一と人気を二分するほどの人気だったとの事で、
当時を知る人は記憶されているのでしょうが。

私はたまたま、以前こちらでも紹介した『フイチンさん』の作者
上田としこを描いた漫画の中で、彼女の師匠として登場しているのを見て知りました。
そしてその後その絵柄を知るようになって一気にファンに。
この可愛らしさ、たまりません!
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東京にご家族がされてる資料館があるのですが
関西で展示が見られるなんて嬉しいです。
しかもフラッシュ無しなら撮影OK。
代表作の「くるくるクルミちゃん」。時代によって絵柄も変化し、最終形がコレ。
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明治37年神戸に生まれ、昭和3年ごろから抒情画や漫画を連載し、
後には絵本やキャラクターデザインやグッズもデザインされています。
とにかく繊細なペン画や水彩画、
そして単純化されたキャラクターのイラストや絵本、漫画など、
その幅広いタッチと完成度に職人的なモノを感じました。
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時が経っても色褪せない洗練されたタッチとライン、
鮮やかな色使いと愛らしいキャラクター。
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色がとても美しく保存状態が良いので、新しい作品かと思えば
昭和30〜40年代の、自分が生まれる前の作品だったりしてびっくりしてしまいます。
古さを感じさせません。
このホタルの絵はうっとりする美しさでした。
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いわゆる芸術作品ではなく、誰でも手に取る事の出来るモノや
日常的に使うモノを彩るデザインや絵を、マルチに手がける人に憧れます。
松本かつぢさんもそんな人達の一人です。
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どの絵も見ているだけで心が洗われる気持ちになりました。
作品集出してほしいな〜。


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by sugisugi26 | 2017-02-21 23:22 | アート | Comments(0)

オサムグッズのこととか

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今週同僚からオサムグッズの生みの親、
デザイナーでイラストレーターの原田治さんの訃報を聞きました。
ニュースが出たのは先週ですが、昨年11月24日に70歳で亡くなられていたそうです。
昨年秋頃オサムグッズの本が発売されているのを見かけ立ち読みし、久しぶりに意識し、
気にはなっていたのです。

俳優やタレントと違って、作品で名を成している人はその作品が普通に世にあると
作者の存在は普段あまり意識しないので、後々亡くなられた事を知って衝撃を受ける事が多いですね。
ここ数年、好きだったり気になっていたイラストレーターさんの訃報を
だいぶ後になって知るという事が相次ぎ、そのたびにショックを受けています。
例えば、安西水丸さんや森本美由紀さんなど。

中学時代、少し個性的でセンスのある友人が好きだったのがオサムグッズ。
当時はまだ、はやりのサンリオのキャラクターが好きだった私には
スッキリしすぎて物足りなくてイマイチ響かなかったのですが、
初めてその日本のグッズらしからぬ、
可愛いけれどクールなデザインのグッズの存在を知って、ハッとしたのでした。

だいたい私は、周りのセンスがあったり個性的な人たちの影響で
色々知って後追いでハマる事が多いのですが、オサムグッズも然り。
良さをはっきり意識して本気で好きになったのは二十歳前後からでしょうか。
近所のオサムグッズを多く置いていたショップの閉店セールで
一気にグッズを買い占めたことも。
なので未だ未使用のビニールバッグやスタンプなども持っています。
トップの写真は今も現役で使っているランチクロスで、
職場でお弁当食べる時に使っています。

可愛くて、クールでPOPで少しノスタルジックなオサムグッズ。
まだまだこれからもたくさんの人に愛されるでしょうね。
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などと思いを馳せていると、
昨夜はミッフィーの作者、ディック・ブルーナさんの訃報が。これまた衝撃。
小さい頃は『うさこちゃん』の絵本がそばにありました。
ディック・ブルーナ展も行ったな〜。
原田治さんも、ディック・ブルーナさんも、
(恐れ多くも)同じものづくりに関わる者の一人として、刺激を受け続けるでしょうが
単純に、素直に、
「この世界に、ステキなモノをたくさんありがとう!!」という思いです。

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by sugisugi26 | 2017-02-18 15:02 | アート | Comments(0)
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2月に入り節分も終わり「立春」ですか・・・。
しかし春を実感するのはまだま〜だ先ですね。

1/29まで開催されていた「わたしのマチオモイ帖展」が終了しました。
足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました!
数年前は今住んでいるマチの冊子で参加させていただきましたが
今回実家のあるマチで参加した事で思わぬ事がいろいろ起こり
とても印象に残ったイベントになりました。
改めて・・・長く生きていると面白い事があるな〜と感じた次第。
(普段が平々凡々な毎日なだけに。)

今回の「マチオモイ帖展」はタイミング的に実家のあるマチへの想いが
じわじわたまって来てたところに「今なら」という感じで
とてもタイミングよくやってきたので参加を決めました。

結果、幸運にもゆうちょさんのカレンダーに採用していただき
いい経験となりました。
そのカレンダーが完成し、今は実家を離れている友人など
何人かに配ったことで久しぶりに連絡があって、話をすることになったり、
まさにマチオモイ的な出来事につながったのでした。

そして最終が近づいた頃に、28日に行われることになった
参加者がトークする『マチオモイサロン・スペシャル』に出ることになり
当日は司会の方のフォローでつたないトークをさせていただき
他の参加者の方々の面白い話を聞けただけでも十分だったのですが、
サロン参加者の中に10年以上前の職場で一緒で今は連絡を取っていなかった
元同僚がいることが分かり、思わぬ再会をしたのです。

当時、デザインの仕事を辞めようと思っていた頃で、仕事はデザイン系では
なかったのですが、その同僚は新卒で、プライベートではアーティスト活動をしている
ユニークな女子。少なからず刺激を受け、結局デザイン仕事を続けている
今の私につながっているのではと思っています。
その彼女も今ではアーティスト活動も続けながらデザイナーをしており
純でユニークで、芯は変わっておらず、出会いがとても嬉しかったです。

その後も、カレンダーを見てくれた小学校時代の先生から
思わぬプレゼントが届いたり、
ポストカードのイラストが、またゆうちょさんで違う役割を与えられたりと
色んな事を運んできてくれた今回の「マチオモイ帖」でした。

最後に、避難所で使われていた、ディスプレイ資材の「紙管」が
再び熊本・大分の展示でそちらに運ばれるとの事で、みんなで落書きする事に。
私は中華な逆かさの「福」を描かせていただきました。被災地に届きますように。
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サロンのトークで話した、この正月に写した実家近くの田んぼの中の一本道です。
何度も自転車を必死に漕いで行き来した、
琵琶湖からの風も、雨も雪も吹きっさらしの一本道です。
そんな必死な私が、空から見ている宇宙人には丸見えだったハズ。
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by sugisugi26 | 2017-02-04 18:08 | アート | Comments(0)
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昨年こちらでも予告しておりましたが、私も参加しております
『わたしのマチオモイ帖展』が、1月29日まで大阪天満の関西テレビのビル内にある
メビック扇町にて絶賛開催中です。
ついつい読み込んでしまうので、2度は行くつもりでまずは初回。
週末だし混雑しているかと思いきや、誰もいない?状態。
私がいる間、覗く程度の人は何人か入ってこられましたが
じっくり見る人はおらず・・・寂しい・・・
これは落ち着いて見ないと伝わらないので
皆さん、是非お時間に余裕を持って見に行ってくださいませ。

私はほとんど貸切状態でじっくりじっくり楽しませていただきました。
どの作品も個性的で、それぞれマチへの想いがあふれており、
素通りできないものばかり。
皆さん気合入ってるな〜と自分の作品が恥ずかしくなったり
好きな旅本を見る感覚で「絶対ここ行くぞ!」と決意したり
色々な思いを抱えながら2時間近く見学していました。

今回、震災の避難所で話題になった、建築家の方が考案した
紙管と布を使った間仕切りがあるのですが、
熊本・大分で実際に使用され役目を終えた資材を使っての
展示スペースデザインがされています。
温かみがありつつスタイリッシュでした。
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今回は新たにポストカード部門もできて、そちらにも参加。
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気に入ったポストカードを1枚もらうことができます。
マチオモイ帖展オリジナルの切手も売っているので
その場で、大切な人に送る事ができますし、持ち帰って出してもOK。
自分に出そうと自作をもらい切手も購入しましたが
そのままお持ち帰りしました。
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携わらせていただいた「マチオモイカレンダー」のコーナーも。
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私の冊子の隣は、ご近所(同じ市内の違う地域)出身の方のマチオモイ帖でした。
しかもネタもとても興味深いものだったので面白く見させていただきました。
このネタ、知っている方もいるのではないでしょうか。
数少ない滋賀県の出展で同じ市内というので親近感がわきました。
こちらも合わせてご覧ください。
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まだ日程があるので、再訪する予定です。
ご興味ありましたらぜひ足を運んでみてください。
いろんな発見がありますよ〜。
天満界隈、美味しいお店も商店街もあるのでそちらのついでにでも。


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by sugisugi26 | 2017-01-08 00:14 | アート | Comments(0)
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少し遡ってお盆休み最終日の16日。京都は大文字送り火の日。
京都マンガミュージアムで開催中の漫画家江口寿史氏の展覧会
「KING OF POP」を見に行って来ました。
まだまだやってると思ってたら、もうすぐ終了じゃないですかって事で。

5月頃にYouTubeで見た『オトナの!』という、東京で放送されていた
トーク番組(現在は放送終了)に江口氏がゲスト出演していたのを見て
若い頃『すすめ!!パイレーツ』や『ストップ!!ひばりくん!』を読んでた事とか
江口氏の描く女の子が可愛くておしゃれで好きだったのですが
いつの間にかあまり見かけなくなり・・・というのを思い出し、
京都でこの展覧会をやるというのも知った次第。

カリスマ的な人気がありつつ、60歳になった今でもまだ活動してるんですね。
締め切りを何度か落として、最後には『ジャンプ』から出ることになったとか。
「そんな、毎週毎週締め切り通り描けるわけないでしょう(笑)」
「女の子を描くのが楽しい。男はどうでもいい」
「こんな女の子になりたいと思いながら描いてる」
お酒も入りながらの、面白いトークでした。
「職業はギャグ漫画家」と言っていたのも印象的。

最近は「5分スケッチ」と称して、短時間で人をスケッチしているそうで
今回の展覧会でも希望のお客さんをスケッチするイベントがありました。
その様子がビデオで上映され、スケッチも展示されていました。
実際同僚の友達さんも、可愛く描いてもらったとのこと。羨ましい。
『オトナの!』でもホストのいとうせいこうを描いていました。

デビューの頃から大ヒットした作品までの多くの漫画、広告などのイラスト作品など
かなりな量の作品数で見応えがありました。
男子が妄想するような、可愛くてちょっとエッチだったりもするような
素敵な女の子達。やっぱり魅力的で好きだな〜と思いました。
若い頃の琴線に引っかかったモノって色褪せませんね。

昭和4年築の古い小学校の建物を利用したマンガミュージアム、初めてでしたが
本の量や思い思いに漫画を読む人たちの様子に圧倒されました。
外国人も多かったです。入場料800円で1日たくさんの漫画が読めたら楽しめますねえ。
レトロな建物も雰囲気良くて、歩くとギシギシ言う板張りの床もいい味出していました。
またゆっくり行ってみたいです。

帰りに河原町の『永楽屋』の喫茶室で
去年食べて感動した期間限定『黒蜜黄粉氷』を食べて帰りました。
黄粉の豊かな香りと濃厚な黒蜜がホント美味しいです。
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by sugisugi26 | 2016-08-28 00:17 | アート | Comments(0)
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こちらでも度々ご紹介している、
大阪は阿波座にある株式会社クラブコスメチックスさんの文化資料室での展示ですが、
今年も行ってきました。過去の展示はコチラ→前回前々回さらにその前
今回はモダニズム期にクラブコスメチックスさんが
総合化粧品メーカーへと成長していった足跡を
各種広告や製品などとともに紹介するというもの。

明治39年に発売されて今年110周年を迎えるという「クラブ洗粉」という洗顔料がヒットし
クラブコスメチックス(元中山太陽堂)の歴史が始まり、その後美容クリームや化粧水などの
各種化粧品、石鹸など数々の商品を発売して成長していきます。
当時ターゲットは、富裕層のご婦人やご令嬢で、流行の先端を行く百貨店に
高級感あふれるオリジナル商品を置いたり、婦人や女学生向けの雑誌にも広告を打って
知名度を高めていったようです。
大正6年から稼働していた当時新今宮にあった工場は化粧品工場としては
「東洋一」(そそられるフレーズ!)と呼ばれたほどの最新システムだったそうです。

明治期の雑誌広告も多く展示されて、コピーなど面白いのですが
やはり紙デザイン好きとしては商品パッケージに注目です。
今回の展示のメインビジュアル(ポスター写真参照)になっている花のデザインは
元は「クラブ洗粉」のパッケージ。楕円柱の可愛いBOXでした。
百貨店用の詰め合わせセットも可愛いパッケージがまとめられて豪華でした。
化粧っ気のない私が言うのもなんですが、当時こんなセットやパッケージを
手に取った女子達はさぞときめいた事でしょう。
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文化資料室の設立も10周年だとの事で、展示も回を重ねるごとにオープンに、
そして力を入れられてる印象。
今回は展示内容をまとめた小冊子や、歴史ある「クラブ洗粉」の試供品もいただけました。
小麦成分で肌の汚れを洗い流すという、お肌に優しい洗顔料だそう。
また今回も歴史を感じるワクワクする展示でした。
5月31日(火)までです(日曜日は休み)。

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by sugisugi26 | 2016-05-25 12:48 | アート | Comments(0)
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JR京都駅すぐの伊勢丹に入ってる美術館『えき』で開催中の
『よりぬき長谷川町子展』に行ってきました。
終戦の翌年の1946年に新聞連載が開始され、
今年でサザエさん生誕70年だそうで、それを記念しての展覧会です。
ゴールデンウイーク中の割には混雑も思ったほどではなく
じっくりゆっくり展示された直筆原稿を読み込む事が出来ました。
手ぬぐいなど、グッズもたくさんありましたよ。

『サザエさん』以外にも『いじわるばあさん』や『エプロンおばさん』、
それ以前のたくさんの連載漫画や、デビュー作の載った雑誌、
便箋のためのファンシーなイラストや、童話の挿絵、絵本の原画など、
町子さんの幅広い仕事ぶり、才能を堪能できる見応えたっぷりの展示でした。
スケッチブックの富士登山の絵もすごく良かったです。
開催を知って楽しみにしていたのですが、思った以上にはまってしまい、
厚さ約3センチの図録(写真右)も購入し読み込んでしまいました。

『サザエさん』などに描かれている世界は今となっては珍しくなった大家族の生活や
ご近所さんとのやりとりや習慣だったりの昭和の風景なのですが、
レトロや懐かしさだけでは終わらない、町子さんの漫画家としての
素晴らしい才能あってのものなのだなと改めて感じました。
シンプルな線で生み出されたキャラクター達の楽しくて生き生きした動きと表情。
4コマでここまで世界が表現できるんだな〜と。何より面白いし。
これまで見たことなかった、動物のキャラクターなんかもめちゃ可愛いかったです。
そしてカラー原稿の色の美しさ。これは印刷ではなかなか伝わらないので原画ならでは。
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会場では、サザエさん連載当時の朝日新聞夕刊の復刻版も置いてありました。
新聞の連載漫画って毎日だし、アイデアを出すだけでも大変だと思いますが、
実際町子さんも、新聞社の方が家に押しかけて来られながらもギリギリまで
苦悩しながら制作されてたというエピソードや、
漫画の中に新聞休刊日で喜ぶ自身の姿が出てきたりするのを見て
「産みの苦しみ」の辛さを感じました。

昔はよく見ていたテレビの「サザエさん」もすっかり見なくなった今日この頃ですが
原作の魅力を再発見しました。テレビ版は小さい子供も見ている事を意識しているからか
たまに説教くさくなる部分や優等生な部分があったりして、
それが私にはイマイチだったのですが
原作にはそれがなく、もっとキャラクターが人間くさいのがいいですね。
それでも新聞漫画と言う性格上、町子さん的には抑えていた部分もあって
そのストレスを発散したのが『いじわるばあさん』だったということです。
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昨日近所のブックオフで¥108で売られていた『よりぬきサザエさん No5』を発見。
今は無くなった、長谷川3姉妹で経営されていた『姉妹社』から出版された
昔のバージョンのモノ(今は朝日新聞出版から復刊されています)。
『よりぬきサザエさん』は、町子さんがより面白いものをセレクトしたベスト版で
全13冊あります。これは全部欲しいかも。
東京オリンピックネタでは当時の日本人の熱狂ぶりが伝わってきました。

後欲しいと思ってるのが町子さんの自伝的漫画の『サザエさんうちあけ話』と
旅ネタを扱った、町子さん最後の連載『サザエさん 旅あるき』です。
会場にあるかと思ったのですが、文庫版はなかったのでまたの機会に。

サザエさんとは関係ありませんが・・・
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 復刻版の新聞広告に目が釘付け(笑)。
 パンチの効いたキャッチコピーです。

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by sugisugi26 | 2016-05-09 11:43 | アート | Comments(0)