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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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カテゴリ:韓国映画( 35 )

『ラスト・プリンセス』

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日帝時代の大韓帝国最後の皇女と言うテーマに惹かれて
チラシをもらっていたものの、
最近まで詳しい事を全く把握しておらず、行けなくても・・・と思っていたら
監督は『八月のクリスマス』や『春の日は過ぎ行く』のホ・ジノだったのですね。
スケールの大きな歴史大作を撮る様なイメージではなかったので意外でしたが
人物の心を繊細に描く事には定評のある監督さんなので、
これはドラマ部分にも期待ができるかもと、俄然行く気になって見てきました。

ヒロイン、ラストプリンセス徳恵(トッケ)翁主を演じるのはソン・イェジン。
時代や国家に翻弄される薄幸のプリンセスと言う役はピッタリかと・・・。
相手役、幼なじみで徳恵が日本にいる時も、戦後行方が分からなくなってからも
徳恵を思い、守ろうとしたジャンハンをパク・ヘイルが演じます。
徳恵の兄の日本人妻として戸田菜穂も出演しています。

『暗殺』『お嬢さん』など日帝時代をテーマにした作品が続いていますが
これもそんな一本。
時代ものの作品としては楽しめましたが、あと一歩、徳恵の人となりが印象に残らず
ホ・ジノ監督作品として期待したところが物足りない気がしました。
監督はフィクションも入れて脚色しているという事を言っていまして
どの部分かなと思っていましたが、徳恵は独立運動には参加した事実はなかった様ですね。
でも自分ではどうにもできない状況の中で生きるしかなかった哀しさは十分伝わってきました。
最後のシーンは『ラスト・エンペラー』を彷彿とさせ、切なかったです。

昨年からこちらでもお話している
やはり日帝時代を描いた注目作、ガンちゃんの『密偵』ですが
11月公開が決まった様です。楽しみです。


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by sugisugi26 | 2017-07-08 15:16 | 韓国映画 | Comments(0)

『お嬢さん』

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パク・チャヌク監督の最新作『お嬢さん』を見てきました。
いや〜艶かしいと言いますか・・・エロかったです。
子供には見せてはなりませぬ。
独特の、高貴な空気さえ漂う美意識でスキなく作り込まれた世界観は
どうにもクセになってしまいます。
悪趣味手前の寸止め・・・(止まってないかも)。
イタいのは苦手ですが、怖いもの見たさでつい。
真面目な作品ですが、思わず笑ってしまうシチュエーションもあり、
それは毎度監督の狙いの様です。

良家のお嬢さまを巡って、騙し騙され、いったい誰がハメられているのか。
見ているうちにどんどん引き込まれていきます。
原作はイギリスの小説家サラ・ウォーターズの『荊の城』。
舞台が日本統治時代の韓国になっています。
主演の二人のヒロインの可憐さと、出演者達の役者魂に拍手。
またまた「韓国映画のスゴさ」を感じてしまいました。
詐欺師役のハ・ジョンウ、少し間抜けで憎めない役で良かったです。

日本語率が高いセリフもポイントです。
そこは見てのお楽しみってことで(笑)。



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by sugisugi26 | 2017-03-21 23:04 | 韓国映画 | Comments(0)
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ついに
12月突入ですね。全くそんな気分ではないのですが・・・。
でも今年が後1ヶ月になったのは事実です。気合い入れて参りましょ〜!
見たい映画も詰まってきました。

さて、こちらでも以前話題にしていた韓国映画『弁護人』を見てきました。
テーマがテーマだけに重そうだしと、少々躊躇したりもしましたが
ガンちゃんの作品は見なければと思い切って行って来ました。
スゴイ!よかった!!
「何を私は躊躇していたのか!」危うくいい作品を見逃すところでした。
作品自体も「力」があって面白かったですし、
私的に、ここ数年のガンちゃんでは1番良かったです。カッコ良すぎ!

軽快な音楽で始まるオープニングに「あれ?こういう感じなの?」と思ったのもつかの間
ガンちゃん演じる弁護士になりたてのソン・ウソク(ノ・ムヒョン元大統領がモデル)が、
名刺を配りまくって、周りの弁護士たちの冷たい目をよそに、
不動産登記や税金問題で儲けて成金状態で、人はいいが俗っぽさ全開の前半から
お世話になった食堂の息子が反政府活動の疑いで不当逮捕され監禁・拷問された
事実を前に一転、政治や社会情勢に目覚め、
国家を相手に戦いを挑む興奮の裁判シーンの終盤まで、
あっという間に引き込まれて、説得力ある演技に圧倒されました。
諦めず、不可能を可能にする人間の力が魅力的に描かれていました。

世界の色々なところで、将来が不安になるような出来事が頻発していますが、
この様な状況になった時、国家という大きな壁を前にしたり、
大多数の意見を前に、自分の心の声に正直に従い行動して反論することが
果たしてできるのか・・・。「違う!」と言うことができるのか、
小心者の私は自問自答してシュンとしてしまいました。
でも結局は、一見小さく見える、人としての情やつながりがあって、
大きな正義につながるのだなと実感。
せめて普段から人の気持ちや、つながりを大事にし、感謝の気持ちを忘れず
真摯に生きることが大切だと思いました。

実際のノ・ムヒョン大統領は弁護士として活躍した後大統領になり、
しかし政権末期には支持率が低下し、退任後自殺を図るという最後でした。
詳細は知らなかったですが、自殺のニュースは記憶にあります。
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今回ソン・ウソクの事務所の事務長を演じたオ・ダルスはやはり
いい味出していて、ガンちゃんといいコンビネーションを見せていました。
その他、先輩弁護士や食堂のアジュンマ、敵対する警察官など脇の役者さん達も
存在感たっぷりでした。

そしてそして、韓国で大ヒットを記録しているガンちゃんの新作『密偵』が
来年日本での公開が決定したと言う嬉しいニュースが!
11月に『弁護人』公開に合わせ、10年ぶりに来日してたらしいのですが
今度は大阪でも舞台挨拶してほしいです。




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by sugisugi26 | 2016-12-01 23:17 | 韓国映画 | Comments(0)

これからのガンちゃん

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私が「ガンちゃん」と言うのは韓国の演技派俳優ソン・ガンホssiのこと。
先日友人と「ガンちゃんが弁護士をやった映画ってまだ公開されてないよね」と
話していたのですが、『弁護人』というタイトルで
11/12より新宿シネマカリテほか順次全国公開が決まっていました。やった!
最近チェックを怠っていました。反省。
公式サイトはこちら。まだTOPページのみでしたが。

近年見たガンちゃん作品は『観相師』と『王の運命』。
お茶目で肩の力が抜けた人柄の出た様な演技、
またはちょっとギャップのあるダンディーな姿を見たい私としては
歴史モノで見応えもあり、深い演技が見れる作品だったものの・・・重かった。
しばらくは宮廷舞台じゃないものが見たいと思ってしまいました。
『王の運命』はおじいちゃんだったし。
『弁護人』は『観相師』と『王の運命』の間の作品で、
弁護士時代の若きノ・ムヒョン大統領を描いた社会派ヒューマンドラマです。
軍事政権最中の免罪事件に挑む・・・とのことでまた重そう・・・ですが、
ガンちゃんお得意の人間味ある役の様で楽しみです。
題材が題材なので、イタいシーンもありそうですが。

そして韓国では現在進行形のガンちゃんが見れそうです。
1920年代日本統治時代の韓国、日帝の施設を破壊するために京城に
爆弾を運ぶ活動家たちと日本の警察との攻防を描いた『密偵』が
9月に公開されます。(『暗殺』も同じ時代ですが、流行ってるのでしょうか)
ガンちゃんは警察側の韓国人ですが、公開されているポスターやトレイラーが
スタイリッシュでめっちゃカッコいいです。
ダンディなガンちゃんが拝めそうで、期待!
気長に日本公開を待ちたいと思います。
公開前に韓国に行く人がいたらチラシをもらって来て欲しいな〜。
渋いトレイラーをどうぞ。


まだまだ色んな作品に出て走り続けているガンちゃん。
大人の軽いタッチの恋愛モノとか、見てみたいもんです。


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by sugisugi26 | 2016-08-11 15:23 | 韓国映画 | Comments(0)

『暗殺』

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こんな猛暑の続く時期は映画館で缶詰になって3本くらい見続けたい!
映画館は限られますが(と言うか大阪ならシネマート)、
韓国映画は地味に、わりとコンスタントに公開されている気がします。
ここにはUPできていませんが、最近ではキム・ユンソク主演の『極秘捜査』や
ガンちゃん主演の『王の運命』などを見ました。
『暗殺』は春の大阪アジアン映画祭であっという間にチケットが売り切れ
がっくりきましたが、待望の一般公開です。

『ビッグスウィンドル』や『10人の泥棒たち』など
多くのキャラクターを生かして巧みにストーリーを運び
面白い娯楽作品に仕上げるチェ・ドンフン監督作品ですので
期待していましたが、
これまでの娯楽要素に時代のリアリティが加わり、より厚みのある
面白い作品に仕上がっていていました。

日本統治時代の韓国を舞台に、純粋に独立の為に暗躍した活動家たちや
その状況を金もうけに利用する人々、日本人と韓国人の間を巧みに行き来して
生き延びようとする人々など、様々に暗躍した人間模様と
国家を思う人たちの思いが、ドラマチックに描かれ、
一概に「日本人は悪い!」という単純な話でなかったのも良かったです。

人々を裏切りまくる活動家のイ・ジョンジェ、
報酬次第でどんな依頼も受ける暗殺者のハ・ジョンウ
その相棒のじいやのオ・ダルス、
暗殺を実行するヒットマンのチョン・ジヒョンなど俳優陣も豪華で
特にハ・ジョンウ、スーツ姿と2丁拳銃姿がめっちゃカッコよかったです。

当時の上海や、京城(ソウル)のセットもよくできていました。
特に京城の三越百貨店の豪華さ。
京城の駅で、市民が日本の国旗に敬意を示さねばならないシーンは
心が痛みましたが・・・。
見た後は、満足感とともに、結局は支配される側はもちろん、
支配する側にとってもいい事はない気がするな・・・という虚しい思い。

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by sugisugi26 | 2016-08-07 12:35 | 韓国映画 | Comments(0)

『コインロッカーの女』

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早いもんで2月も終わり。いよいよ暖かくなるのか・・・そして花粉。
気がめいる季節が巡ってきましたが・・・
またまたパンチのある韓国映画を見て来ました。
韓国公開時に、主演のキム・ヘス(右)のインパクトあるビジュアルを見て以来
気になっていた作品。
シネリーブルでの『未体験ゾーンの作品たち』と言う、海外での評価は高いものの
日本では未公開の作品を一挙公開するという映画祭での限定公開です。

地下鉄の10番のコインロッカーに捨てられていた赤ん坊がホームレスに拾われ、
イリョン(10)と呼ばれて育つが、
幼くしてキム・ヘス演じる女ボスが仕切る闇貸金業の一家に売られ、
人間らしさを封じて闇の世界で成長する。シビアな取り立ての日々の中、
ある日出会った取り立て相手の息子の優しさに惹かれ、
外の世界に希望を持ってしまったことから、悲劇が始まる。

舞台は仁川(インチョン)のチャイナタウン。
「母さん」と呼ばれ、冷酷に子供達を支配する女ボスを演じる
キム・ヘスの冷淡で肝が据わったカッコ良さに目が離せず。
年を重ねて好きになって来た女優さんです。
イリョンを演じるキム・ゴウンも、淡々と冷めた表情で
暴力的な世界で生きるしかない哀しさを漂わせてて良かったです。
そんな2人、血はつながってはいないけれど確かに親子だったという
感情が見える終盤はせつなかったです。

借金取り立てに、臓器・角膜売買、暴力が支配する闇社会ということで
見る前からどんな痛いシーンがあるのかドキドキして「力」が入りましたが
韓国映画らしい容赦のないシーンは多々あるものの、
人間ドラマでしっかり感情が揺さぶられる作品でした。
いや〜、面白かった!
個人的に、作品全体のトーンの中で、イリョンと彼の出会いのエピソードが
ちょっと浮いている気はしましたが・・・。
新人監督の今後にも期待です。

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by sugisugi26 | 2016-02-27 23:56 | 韓国映画 | Comments(0)
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明けて11月14日(土曜日)は
アン・ソンギ主演、イム・グォンテク監督の『火葬』から。
監督も主演も韓国映画界の超ベテランの最新作。
脳腫瘍で闘病中の妻を介護しながら、自身も持病を抱えながら、
大手化粧品メーカーで幹部として部下からも上からも信頼厚く
エネルギッシュに業務をこなすアン・ソンギ演じるオ常務。
心身ともに疲労困憊の中で入社して来た若い女子社員ウンジュの存在が
気になり、大きくなり、距離が縮まって行く中、妻の死が訪れる。

内心、ドロドロの不倫モノかと、
朝からずっしり重そうな予感を感じながらの鑑賞でしたが、
さすが巨匠の作品は違いました。これがめっちゃカッコ良くて、
アン・ソンギの年齢を感じさせないカッコ良さもあるのですが、
アン・ソンギ演じるオ常務、そしてその妻の生き様のカッコ良さ、
その描き方の手腕に感動した1本でした。
オ常務と妻、その家族、社員をめぐる人間模様、ウンジュとの関係、
どれもが無駄のない見せ方でぐっと来ました。
ラスト近くの見せ場は後で一緒に見た友人と何度も反芻しましたが
それくらい秀逸で余韻が残るシーンでした。
闘病、介護シーンも感情が入りすぎず客観的に描かれていました。
妻を演じた女優さんはまさに体当たり演技。凄い!

オ常務はまさに理想の上司という感じですが(人間的な部分含め)
こんな人、悲しいかな実際にはなかなかいないのが現実・・・。

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さて、次は俳優で最近は監督もされているパク・チュンフンの
特別上映&トークイベントです。
これが事前申し込みをすれば無料というなんとも太っ腹なイベント。
『火葬』観賞後、外に出たらロビーは人であふれ返っていました。
みっちり満席で凄い熱気。嬉しい!!
まずは監督作(本人の出演は無し)の『トップスター』上映。
これは以前一般公開されたのですが、当時は監督も誰か意識せずで
スルーしておりました。スイマセン・・・。なので見られてラッキー!
オム・テウン主演で、スターの付き人から自身がスターになり、
その名声に溺れて落ちぶれてまた再起をはかるまでの芸能界の
裏側を骨太に描いた娯楽作品。

愛嬌があってわりと好きなオム・テウンが、人のいい付き人から
野心に溢れる傲慢なスターまでを熱演。
スターになるきっかけを与えてくれた全てを手に入れたトップスターや
美貌のプロデューサー、付き人時代から夢を見ながらそばにいてくれた友人など
キャラクターもしっかり描かれていて面白かったです。

上映が終わったところでいよいよパク・チュンフントークショーです。
まずは司会の古家正(まさゆき)氏登場。
私が知ったのはFM COCOLOの韓国番組のDJとしてですが、
各種韓国関係の番組やイベント等で活躍されているので今日のインタビューは安心。
司会者って大事ですからね〜。古家さんに紹介されてパク・チュンフン登場!
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映画の中と変わらない人懐っこい笑顔と明るいオーラに
会場内のテンションが上がりました。
日本には数ヶ月住んだこともあるとのことで
日本語も交えながらのトークに、ぐっと観客との距離も縮まり
いい雰囲気に。ユーモアやサービス精神満点。
韓国芸能界で30年近く活動してきての経験から『トップスター』を
撮った話や裏話、自身が尊敬する俳優アン・ソンギとのエピソードなど
貴重なお話が聞けました。
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そして奥様は在日3世の韓国人女性とのことで、
この日も会場に来られていました。
だからという事も多少影響しているかと思いますが非常に親日な印象で、
最後には、今の日韓の政治的に微妙な間柄の事に触れて
今の状況は残念で、韓国人で日本にいい印象を持っている人はたくさんいる事も
分かってほしいですし、相互に映画を通して理解し合えたら・・・との
内容の挨拶をされて、ちょっと感動しました。
こういう意見の人が韓国芸能界のトップにいるならちょっと安心。
せめて文化面では平和的な交流ができますように。むしろそこから
何かの突破口が開けることを願います。

パク・チュンフンの出演映画はチャ・テヒョンとの『あぶない奴ら』
アン・ソンギとの『ラジオスター』しか見ていませんが、
2本とも面白くて大好きな作品で、パク・チュンフンの印象も良かったですが、
今日のトークでさらに好感度UPしました。

この他見られなかった映画が他に2本ほどあり、次の日も含め3日間の
映画祭でしたが、上映作品のバランスやゲストの豪華さ等
すごく楽しめ、充実したイベントでした。
チケットも1上映につき前売り¥900(当日¥1000)と良心的。
どうかこのクオリティーのまま来年も開催されますように!
韓国文化院さんカムサハムニダ〜!



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by sugisugi26 | 2015-11-18 15:51 | 韓国映画 | Comments(2)
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気づくと11月も中旬、久しぶりのブログUPです。
UPしたいネタは色々あったのですが
11月に入ってのドタバタで処理能力の低い私は完全にキャパオーバー。
しばしダウンしていましたが、ボチボチ腰をあげて日常に・・・。
久しぶりに心機一転、自分にとっての充電〜再出発な時期を迎えています。
というか多分そんな時です。(そんな風に感じる事、ありますよね?)

そんなタイミングに足を運んだのが
大阪梅田のグランフロント、ナレッジシアターで開催された
『大阪韓国映画祭』。主催は韓国文化院。
第1回となっていますが、
韓国映画上映会ということで数年前からこのくらいの時期に
開催されていて毎回何本か映画を見に行っていました。
今年は全くチェックしていなかったのですが
運良く同僚が教えてくれました。
スペシャルなゲストもあり、豪華な内容でした。
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初日13日に見たのは『優しい嘘』。
夏前だったか、シネリーブルでの特集上映でも上映されたのですが
見逃していたので、見られて良かったです。
中学生と高校生の姉妹(ポスター右上が姉、右下が妹)と
母1人の家族に訪れた悲劇。ある日、妹チョンジが家族に何も言わずに
命をたつ。母と姉は悲しみに暮れながらもなぜチョンジが死を選んだのか、
その理由を探っていくのですが、少しずつ明らかになる自分たちは
知らなかった、気づけなかったチョンジの姿、チョンジからのサイン。

悲しいストーリーではありますが、つらい現実を明るく優しく描いています。
未来への希望を感じ、後味のいい作品でした。
ちょっとした事で分かり合えたり、誤解を生んだり・・・
人の心の危うさ、人間関係の難しさを感じましたが
逆に、あきらめずに真っ当に人と向き合えばどこかに打開策も見えて来る
・・・事もあるんじゃないかと感じました。
家族だからこそ、言えなかったり隠し事があったりする場合もあります。
最近ニュースでも身近でもいじめの話は日常化していますが
そんな悲劇に対して希望を与えてくれる様に思えました。
韓国でも深刻な問題なんですね。
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見たかったけど見られなかった、キム・ユンソク主演の『極秘捜査』。
一般公開熱く希望します!!
なんと今回は上映に合わせてキム・ユンソクが来場し、
舞台挨拶されました。『チェイサー』以来、大好きな俳優さんですが
用事で行けなかったのが悔やまれます。ぐすん。
行った人の話によると
1つ1つの質問にも、笑いも交え丁寧に長く答えてくれて、
盛り上がったそうです。

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by sugisugi26 | 2015-11-15 13:51 | 韓国映画 | Comments(0)
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今年の「大阪アジアン映画祭」クロージングは
韓国映画『国際市場で逢いましょう』でした。
チケット発売20分ほどで完売だったのですが、
ギリギリで友人がゲットしてくれました。
この作品はすでに5月16日からの全国公開が決まっていますが
やはりお祭り気分を楽しむためにも最終上映には参加しておきたいところ。

上映の前に各賞の受賞式がありました。
受賞は以下の通り。
●グランプリ:『コードネームは孫中山』(台湾)
観客賞とのダブル受賞。
●来るべき才能賞:『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』
(タイ)
●スペシャル・メンション:シャーリーン・チョイ『セーラ』(香港)
●ABC賞:『いつかまた』(中国)後に朝日放送で放映されます。
●薬師真珠賞:プリチャヤー・ポンタナーニコン
『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』(タイ)
今年から新たに設けられた賞です。

各賞発表の後、審査委員長のパン・ホーチョン監督からの
コメントもありました。
『コードネームは孫中山』のイー・ツーイェン監督と
出演者の若者2人が、ニコニコしながら
舞台上でスマホ写真とったり落ち着きなかったのが
微笑ましかったです。
『コードネームは孫中山』と
『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』は
チェックしてた作品だけに、見逃した感が強いです。
アンテナに引っかかってたのに
平日なのでつい気力が萎えてしまったのでした。
あ〜私のバカバカ!

さて『国際市場で逢いましょう』の上映です。
ユン・ジェギュン監督が挨拶されました。
日本も韓国も、今の豊かさがあるのは私達の前の
世代の努力と犠牲があったからこそ。様々なものを犠牲にして
家族の為に頑張った父の姿を描いています。この映画を見て
家族と話したくなったり、電話をかけたいと思ってくれたなら
嬉しいです・・・という内容にすでにウルウル。

物語は朝鮮戦争から始まります。
中国軍参戦により、北朝鮮の興南から撤退するアメリカ軍が
一般市民約十万人とともに南下した興南撤収作戦の混乱の中
父・妹とはぐれてしまった長男のドクスの家長としての
戦後の奮闘を描いた、長きにわたる家族の物語。
ドクスは父から、「おれがいない間はお前が家長だから
家族を守れ」と託される。
釜山で店をしている父の妹のところに身を寄せた
ドクスと母・妹・弟。小さい頃から靴磨きで生計を助け、
自分の進学はあきらめ、危険なドイツやベトナムでの出稼ぎなどで
家族を支え、激動の時代を生き抜いて行く。

しょっぱなの興南撤収作戦の大迫力のシーンに、一瞬にして
物語に引き込まれます。生きる事に精一杯な時代。
かと言って悲惨な事ばかりではなく、
大切な友人や愛する人との出会いや
家族団らんなど適度な笑いも入り、明るい作品です。
私は昨年亡くなった自分の父の事が重なり、感情移入して
涙してしまいましたが・・・。
父も長男で自分の父親に変わり、大学に入っても勉強よりバイトで
家族を支えるのに必死で、年をとってからもよく
お金がなくて途方にくれる夢を見ていたそう。
みんなそうして苦労した時代だったのでしょう。
家族に感謝したくなる、見応えたっぷりの映画でした。
ちょっと不器用な人間を演じたらピカイチのファン・ジョンミン、
うまいです。オ・ダルスとのコンビも最高!

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by sugisugi26 | 2015-03-21 23:44 | 韓国映画 | Comments(0)
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11月も中旬。矢の様に時間が過ぎ去っております。
この映画を見たのもすでに先週・・・あぁ・・・。

韓国映画がらみのイベントも少なくなりましたが
毎年大阪の韓国文化院主催のこのイベントは健在。
お客さんもたくさん入っていました。
梅田グランフロントにあるナレッジシアター(けっこう立派なホール!)と心斎橋シネマートでの開催でしたが、初日ナレッジシアターでの初日、初回の『パパロッティ』を見て来ました。
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2013年韓国公開のハン・ソッキュ、イ・ジェフン主演の作品。
ハン・ソッキュ演じる田舎の芸術高校の音楽教師が、声楽の才能を持ちながらもヤクザをやめられず色んな学校をたらいまわしにされて来たイ・ジェフン演じる生徒ジャンホと出会い、音楽と生きる事への情熱をとりもどし、一緒に成長していく、実話にもとずく物語です。
久しぶりのハンさんの未公開作品で期待していましたが、笑いあり感動ありのバランスが良い、韓国映画お得意のヒューマンドラマですごく良かったです。
主演2人はもちろん、校長役のオ・ダルスや教師の家族(特に息子!)やジャンホの兄貴分など、脇も存在感があって光っていました。
いわゆる善人ではなく、ワケありの元声楽家でやさぐれている音楽教師役のハンさんがホントにうまい。
さすがです。こういう人間味あふれる役、もっと見たいです。

上映後、ユン・ジョンチャン監督の舞台挨拶があり、裏話が色々聞けました。
ポイントポイントはかなりな割合で実話だそうです。ステキ!
この映画祭だけの上映ってのがもったいない作品でした。

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by sugisugi26 | 2014-11-16 12:38 | 韓国映画 | Comments(0)