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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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カテゴリ:街歩き( 63 )

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京都祇園にある甲部歌舞練場の八坂倶楽部と言う建物が美術館になり、
今プレオープンで草間彌生展開催中とのこと。
草間彌生作品が特に好きだという事はありませんが、
歴史ある建物や庭も気になり、面白そうなので行ってきました。

四条通りから祇園花見小路通りに入り、しばらく行くと左手に大きな建物が現れます。
そして今は草間彌生作品ではおなじみの水玉かぼちゃがどど〜んと鎮座しておりました。
唐突に、シュールに。周りの景観とのギャップが生で見るとさらに面白く、迫力ありました。
違う生き物みたい。
こちら、どっしりとした大正2年に建てられた日本家屋、有形文化財の八坂倶楽部が美術館です。
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入り口で靴を脱いでビニール袋に入れます。
友人がずい分前、美術館でない時、
ある展示会で来たときには下足番の方がおられたとか。
木の廊下を通り、畳の部屋が展示室になっています。広々していました。
途中庭を眺められる廊下に座布団が並べられていて、
そこから広い日本庭園にも出入り自由でした。
しばらく苔などのきれいな庭をうろついてのんびり。
祇園祭の後祭の期間でもあり、四条通りや祇園界隈は混雑していましたが
美術館内は比較的落ち着いていました。
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フォーエバー現代美術館では700点近くの美術品を収蔵していて、
その6割近くが草間彌生作品だそうです。
2階の大広間には能舞台の様な舞台があり、ここにもまたシュールな作品が。
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ボートだそうですが・・・有機的。
ホールの様な広い和室に、天井の照明は、四畳半とかありそうな
レトロな和風カバーの照明がいくつも下がっていて、面白い雰囲気でした。

美術館内には、北浜の行列カフェ「NORTH SHORE」系のカフェがあったり
彌生ちゃんグッズ満載のショップもありました。
建物・庭・作品合わせて楽しめる美術館でした。

さて、この季節に京都に来たらやっぱり冷たいコレも行っとかないと。
てことで今回は八坂神社の中、南楼門そばにある甘味処『二軒茶屋』へ。
爽やかな「キウイ氷」です。箸休めの白玉も。
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フワフワ氷美味しかったです。
かき氷メニュー充実しています。店内温度もかき氷を食べる人に合わせられていて
外から入って来るとじんわり汗が出ますが、氷を食べたらいい感じ。
なので、氷の前に暖かい鯛茶漬けを食べたら、汗が出る出る。
この他「鯛うどん」や季節の「鱧そうめん」なども。
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そして気になっていた葛きりのお店『鍵善良房』のカフェ『ZEN GAFE』へ。
しかし値段などよく調べてなかったので、現地行って様子見ようと思ったら
とってもモダンで小洒落たひっそりとした建物で、店頭にメニューなどもなく、
入り口もそこでいいのか分からずオタオタしていたら、「どうぞ!」となり、
ドキドキしながらカウンター席へ。小市民な私ら。
ウリの「くず餅とお茶セット」をいただきました。
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くず餅はほんのり甘く、なめらかで美味しかったです。
ついて来たきな粉の香りがすごく良かったです。
単品は¥800でセットは¥1500と、お茶はいいお値段でしたね。
大人の空間でゆっくりできましたが、途中
ちょっと声を落としてください・・・と・・・
私らまだまだ大人になりきれてないのでしょうか。反省。

そして友人が気になっていたという、花見小路近くにある『マールブランシュ』の
チョコレート店『加加阿(カカオ)』へ。
町家を利用したお店でいい雰囲気でしたが、知らないとなかなかたどり着けませんね。
京都の風物詩にちなんだ360日分のデザイン違いの「加加阿365」と言うチョコが
ウリの様で、他にもパッケージやチョコそのものの見せ方に凝ったチョコが
たくさんありました。
『マールブランシュ』の通常商品『茶の菓』の限定パッケージ版なども。
こちらでも思わずアイスを。「マンゴーとホワイトチョコ」。濃厚で美味しかったです。
バーに「あたり」が出たらお菓子の詰め合わせがもらえるのですがハズレで残念。
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今回は祇園周辺をうろつきましたが、久しぶりに来るとお店もだいぶ変わっていました。
外国人率も上がっていますし・・・。
でもやっぱり風情のある界隈です。
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by sugisugi26 | 2017-07-30 13:09 | 街歩き | Comments(0)
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3連休初日の朝、2年ぶりに
万博記念公園の日本庭園で開催中の『早朝観蓮会&象鼻杯』に行ってきました。
行くのは3回目ですが、この連休で最終のため、花も終わりかけだからか
1回目に行ってびっくりしたアマチュアカメラマン達の壁もなく
ゆったりのんびり落ち着いた雰囲気で楽しめました。
涼しげでアジアな造形美と色彩にしばし暑さを忘れてくださいませ。
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期間中は朝6時から開園していますが、
朝が苦手な私は頑張ったものの現地に着いたのは結局8時頃。
家から万博記念公園駅までは30分以内で着く近さなんですが・・・。
朝からの強烈な日差しで輝いている太陽の塔を通り過ぎ、
園内を歩くこと10〜15分ほどで日本庭園に。
目に優しい緑のグラデーションの世界が目の前に。
少し歩くと広大な蓮池が広がります。毎回感動する瞬間。
極楽ってこんな感じか・・・。
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蓮の葉に溜まった水を見ていたら、中心から空気がぶくぶく出ています。
呼吸しているかの様な不思議な現象。
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ピンクの蓮が多いですが中には白の蓮も。
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終わりかけなので、きれいに咲いている花の周りにはカメラも集中。
アイドルばりにみんなの注目を集めて花が誇らしそうに見えるのは気のせい?
しかし、皆さん立派なカメラとレンズを持ってはりますね。
それぞれで取り方を伝授しあったり、研究熱心で、
「なんとなく」で撮影している私なんかとは気合が違います。
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イベントのタイトルになっている「象鼻杯」とは蓮の葉を持ち上げて
茎を通して日本酒を飲む様が象の鼻に似ていることから呼ばれているそうで、
菊正宗さんが協賛で、今回も多くの方が蓮の葉でお酒を飲まれていました。
紙コップに入った蓮酒もふるまわれていましたが、
アルコールに弱い私は羨ましくただ眺めるだけ。残念・・・。
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日陰にいたら少し風もあり、持参の冷たいお茶を飲みながら
まったりいい気分でこの時期ならではの自然を満喫できました。
たまの早起き(私にしては)っていいですね。

さあ帰ろうと、出口への道路を歩いていてふと脇の苔むした斜面を見ると
何かが目に入り、近づくと・・・
きのこ・・・
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でした。
上の写真、左下の白いものも地面を割ってはえようとしているきのこです。
いや、可愛い!
ず〜っと見ながら歩いたら色んな種類のを見つけましたよ。
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表面がベルベットの様な質感のこんな子も。
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ひょこっと顔を出した様なこんな子も。
苔もきれいでした。
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広い世界から一転、こんな小さい世界にも感動がありますね。
ちょっときのこにはまりそうな自分がいました。
そんな夏の日。
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by sugisugi26 | 2017-07-16 13:17 | 街歩き | Comments(0)

のだふじ巡り

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大阪の桜もあっという間に散って今は葉桜。
少々寂しい気分でしたが、春の花は桜だけではありません。
「のだふじ」ってご存知でしょうか?
私も長年大阪に住みながらも、昨年から福島区野田界隈で働きだして初めて知った
福島区の花として指定されている藤の花です。

のだふじのパンフレットによると・・・
その昔、数百年にわたり世代交代を繰り返し、現在の野田・玉川付近にあった野田の藤ですが、
戦国時代や大坂夏の陣などで焼かれたりしながらも、
元禄時代には復興し、その名を全国に知られたそうです。
最盛期には「吉野の桜・野田の藤・高尾の紅葉」と歌にも詠まれたほどだったのですが
その後土壌の変化などで、花が咲かなくなったり、最終的には空襲で焼けてしまったそう。
ですが、近年専門家の協力も仰ぎ、野田の藤を再生させようと努力されていて
福島区のあちこちで接ぎ木された藤が花を咲かせています。

そんな区内の「のだふじスポット」が載った『のだふじマップ』を持って
仕事帰りに何ヶ所か巡ってきました。
まずは「玉川南公園」の白い藤。一輪一輪がぷっくりしていて
紫の藤の垂れるような咲き方とはちょっと違っていました。
すごくいい香りが周辺に漂っていました。
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小さい公園で、すぐそばで子供達が元気に遊んでいます。
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そこからほど近くにある、のだふじ発祥の地「春日神社」。
こじんまりとした敷地も狭い、かわいい神社でした。
敷地全体に藤棚があって、まだ五分咲きくらいでした。
向かいのマンションの周りにもぐるりと藤棚があって
こちらは綺麗に咲いていました。
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神社の隣の家にあった鉢植えの藤。
これが大きくなるんでしょうか。
これはこれでコンパクトで可愛いです。
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園児たちが遊ぶ横で麗しく咲く、ひばり保育園の藤棚を横目に
「下福島公園」へ。
こちらは野球ができるエリアがあったり、
ジョギングエリアがあったりかなりな広さで
区民の憩いの場所的な公園です。
藤棚もたくさん作られていて、一番見応えがありました。
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白と紫の藤がありました。
鳥よけなのか、ネットがかけてあるのがちょっと残念でしたが・・・。
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こちらは隣の木に巻きついて、一体化して
藤の巨木の様に見えたワイルドな一本。なかなかの迫力。
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以前、岐阜で有名な藤の花を見に行ったことがありますが
それは樹齢300年越えで、一本とは思えない枝の広がり様と
存在感、花の華麗さと香りに圧倒されました。
それにはまだまだ及ばない若い藤達でしたが、
区をあげて、往年ののだふじを再生されようとしている気概が伝わってきました。
そして地味ながら品のある藤の花の美しさを再認識しました。
のだふじの今後に期待です。

環状線の普通列車の新車両にはモニターがあって
そこに駅名が表示されるのですが
野田駅のバックにはうっすら藤の花のデザインが入っています。
藤推しの野田です。
そしてこの「藤の花?」なキャラが気になります。
のだふじの会のサイトはこちら
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by sugisugi26 | 2017-04-22 23:57 | 街歩き | Comments(0)

中之島図書館のカフェへ

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去年のイケフェスで中之島公会堂を見学に来た時に見つけ、
気になっていたカフェに行ってきました。
重要文化財にも指定されている、大阪の代表的な近代建築の建物として、
外観は良く見ていましたが中に入るのは初めてです。
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正面玄関向かって右手の見た目1階部分にカフェが入っています。
初めは窓から中が見えて、図書館の割にはこじゃれた雰囲気だなと思ったのですが
カフェでした。
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入り口は図書館と同じ。正面玄関から入ります。
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玄関からレトロ空間が広がっています。
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玄関ホールに優雅で重厚感たっぷりの階段。
ゆるやかなカーブを描く木製の手すりと照明が印象的。

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天井はドーム状になっています。
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さて、目指すカフェはこちら。
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雰囲気ある扉を開けると、北欧のオープンサンド「スモーブロー」の専門店、
『スモーブローキッチン』です。
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天井が高くて窓も大きく、北欧風インテリアで落ち着きます。
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普通より小ぶりで薄い食パンを使ったオープンサンド、
スモーブローがメインになったランチセットをいただきました。
野菜・魚介・肉の3種類から選び、スープ・サラダ・ドリンクがつきます。
今日はグリーンピースのスープ。
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私は魚介にしました。今日はエビでした。
パンは見えませんね。パンを無視して具が盛り盛り。
美味しかったです。
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友人が選んだ肉はローストビーフ。
こちらは野菜はほとんどなく肉肉しい。
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お値段は安くはないですが、このレトロビルの雰囲気を味わえるなら
良しと言う感じでしょうか。
一人でも本を片手に訪れたいです。
ドリンクやスイーツもあり、夜はメニューの数も増えます。
図書館内には、大阪のメーカーのステーショナリーが充実した
ミュージアムショップもありますし、
中之島散歩と合わせて、また来たいと思うカフェでした。

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by sugisugi26 | 2017-04-18 23:13 | 街歩き | Comments(0)
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大阪で「えべっさん」と言えば、今宮戎や堀川戎などが有名ですが
今年は職場のご近所、環状線「野田駅」から徒歩7,8分のところにある
野田戎にお参りしてきました。
地元住民や、近くにお勤めの人が多く訪れる神社ですね。
200年前のお神輿があったり、なかなかの歴史がある様です。
ここの1番のお気に入りは、境内入ってすぐに鎮座する「鯛鉾」です。
ツヤっとした赤と金の塗りの鯛がどどんと乗って、いかにも縁起が良さげ。
他ではあまり見ない感じですよね。可愛い。
2017年、景気良く!!
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駅前から提灯が灯り、神社周辺には夜店も出ていて
なかなかの賑わいです。
程よい規模でそれなりに歴史があり、地元で大事にされている神社っていいですね。
夏祭りも盛り上がります。
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by sugisugi26 | 2017-01-10 22:29 | 街歩き | Comments(0)
さて、西長堀アパートを出て再び淀屋橋に戻りました。
元消防署の『今橋ビルヂング』(1925年建設)にあるイタリアン『ダル・ポンピエーレ』で
お昼ご飯にしようと思ったのですが。考える事は皆同じ、やはり満席。
こちらのビルは夜、ネオンに灯りがともると、ヨーロッパな雰囲気で
なかなかステキです。昔一度晩御飯食べに入ったことがあります。
昼間でもこんないい雰囲気ですよ。
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結局お昼は近くの『芝川ビル』にあるベトナム料理店『リブゴーシュ』にしました。
こちらもレトロビル内にあってお気に入りのお店。ランチがオススメです。
そして歩いて北浜に移動し、今は洋菓子店『五感』が入ってることで有名な
『新井ビル』(1922年建設)を見学します。
昔、この近所で働いていた事があり、その頃は『弘得社スエヒロ』というステーキのお店で
もっと雰囲気があった気がします。いつか入ってみたいと思いながら窓の中を覗いたものです。
結構高級店だったと思います。
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私も知らなかったのですが、『五感』以外にもテナントが入っているんですね。
この日は普段は関係者以外立ち入り禁止な3階・4階のオフィスエリアと
屋上が公開されていました。
入場制限があり、少し外で待って中に入りました。
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狭いですが雰囲気のある階段です。

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オフィスフロアの廊下。
オーナーの親族がやっているおしゃれな設計事務所や
不定期で雑貨販売をやって、ギャラリーも兼ねている建築事務所などが入っていました。
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反対側の階段は『五感』の厨房の上になるのか甘〜い香りが漂っていました。
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次は肥後橋に移動し『江戸堀コダマビル』(1935年建設)に向かいます。
こちらもこの界隈で自転車での配達バイトをしている時に見つけて
とても気になっていた建物でした。
このビルは児玉竹次郎という人の個人の住宅として建てられたそうです。
なので中も住宅らしく、小さく部屋に分かれています。
今もオーナーは児玉さんで(代は変わっていますが)、
お店が入ったり、小さいコンサートホールがあったり(この日もピアノの
フリーコンサートをやっていました)、語学講座の教室になっていたり、
色々活用されているようでした。
オーナー児玉さんの趣味が高じての「イタリアに関する資料室」なんてのもありました。
大阪でかなり貴重な資料が揃っているそうです。
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児玉家の物なのか「大正・昭和の家庭用品展示」もありました。
これは特徴的なベランダのデザイン。
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屋上からの迫力ある眺め。
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前方の背の高いビルはフェスティバルホールのあるフェスティバルタワーです。
こんな小さいレトロビルがよくぞ残ったもんだと感慨深かったです。
手前の瓦屋根は金光教の教会です。

今回のイケフェス参加ビルではありませんが、
京町堀を歩いていて雰囲気のあるレトロビルを見つけました。
『安田ビル』です。昭和の初め頃に建設されたようです。
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こういう建物をふと見つけると嬉しくなります。
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そろそろ夕闇が迫ってきました。
本日最終は北浜の『三井住友銀行大阪本店ビル』(1926年建設)です。
残念ながら見学には間に合いませんでしたが、休日特別ライトアップがされています。
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大きすぎて建物全体が入りませんが・・・。
どっしりとした重厚な建物です。さすが大銀行。
周りに人影も少なく静かな環境なのもいいですね。
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1日ほとんど徒歩での移動で、こんなに色々な古い建物が見られる大阪の街は
素晴らしいと思います。
私がこの辺りの古い建物の魅力に気づいたのは随分前ですが、
それまで何気なく生活してた空間に、この様な素敵な建物が存在していた事、
そしてそれに気づけた事にとても感動しました。
『イケフェス』は大阪の魅力が再発見できるいいイベントだと思います。
今年も楽しかったです。


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by sugisugi26 | 2016-11-28 22:17 | 街歩き | Comments(2)
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『大阪倶楽部』を後にして、URの団地『西長堀アパート』へ向かいます。
朝から友人と2人でまわっていたのですが
地下鉄西長堀駅でもう1人の友人と合流の予定・・・なのに
淀屋橋で反対行きの地下鉄に乗ってしまうという失態。
見学時間も12時までなので急がなければならないというのに・・・
予定より少し遅れてしまいましたが、『西長堀アパート』は駅近なので
見学時間には間に合いました。
見学者が多く、用意されていた資料も最後の一部でした。

元レトロ団地の住人としては、この昭和33年に建設された10階建ての団地に
興味津々です。私が以前住んでいた部屋は昭和32年の建物だったので
ほぼ同じ頃の部屋。色々共通点もありそうです。
今回はこの団地が元を生かしながらもリノベーションされ、
入居者募集中とのことで、公開中のその新しい部屋とほぼ元のままの部屋が
両方見れるとのことです。
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まずは最上階の10階、ほぼ元のままのレトロ部屋です。
係の方に解説していただけます。さすがに年季が入っています。
6畳と4.5畳の和室に6畳以上ありそうな広い台所とリビング。
ベランダも広く眺めが良く、昔は作家の司馬遼太郎氏も住まれていて
ここの部屋からの眺めを書かれているとか。
ここは4.5畳の部屋の廊下側。下部には収納スペースもあります。
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ここも同じ部屋の押し入れ部分。こちらの壁全体が収納で上には天袋もあり
この様に洋服かけや着物を入れるための棚も作り付け。しっかり実用的です。
以前の私の部屋も収納がしっかりあって使いやすかったです。
考えられた造りはさすが公団の部屋という感じ。

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お風呂は入り口も中もかなり狭く、バスタブが床に置かれた状態のレトロ仕様。
これはもろ以前の私の部屋と同じ。入るのも足を大きく上げなくてはなりません。
でも壁のシックな色のタイルがいい雰囲気。
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トイレも入り口が狭かったですが
中は同じタイルの効果もあり、なかなかおしゃれ。
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洗面は外になります。当然、洗濯機置き場はなく、
多分お風呂に排水する為にお風呂近くの板の間に置いたのだと思われます。
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壁にはちゃんと棚があります。
洗面台のフォルムが流線型でかわいいです。
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係の方も力を入れて説明されていた台所の上の壁一面の棚。
穴が開いて風通し良くなっています。
古い公団の部屋などを見ると毎回思いますが
洗濯機置き場などの水まわりの問題が解決されれば
日当たりも風通しも良く、今でも十分使いやすい配置や間取りでした。
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玄関のドアが内開きになっているのは、外側に風通し用のドアを付けられる様になっている為。
こちらは見た中で1番古そうなドアでした。
できた頃から住まれてる人はどれくらいいはるんでしょうね。
当時は家賃も高い高級アパートで、ここからハイヤーで出勤される方や
お手伝いさんを雇っている方も住まれてたそうです。
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さて、リノベーションされた部屋はどの様になっているのでしょうか。
この6階の部屋は10階の部屋と同じ間取りの様。
キッチン横に防水パンが設置されています。割とこれ、使い勝手がいいらしいです。
換気扇が窓から遠いのでぶっとい管が付いています。
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お風呂は思い切ってのシャワーのみに。私はバスタブ欲しいですけど・・・。
タイルは白でオシャレです。
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しかし、使い勝手の良かった大量収納の押し入れなどがなくなり吊り棚のみに。
壁にフックなどをかけるんでしょうか。残念な感じも。
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このナミナミのガラスの扉が生かされているのはいい感じです。
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3階の「VINTAGESIMPLE」と言うタイプの部屋へ。
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こんなこじゃれ過ぎた華奢なシンクになっていました。水はねとか心配。
ここは普通でいい気が・・・。
コンロは1個口。横には防水パン。
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たっぷりの収納が古い部屋のまま生かされたスペース。
作り付けの棚もスペースたっぷりで食器棚がいらないくらい。
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洗面台も壁の棚もそのまま生かされてレトロ感があっていいです。
さっきの部屋もですが、畳はい草ではなく麻畳というのになっています。
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「マンモスアパート」と呼ばれた時代の名残でしょうか。
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昔から変わらぬこの特徴的な外観ですが、当時は前にまだ長堀川が流れており、
夜はその川面にこの細長い廊下の窓から漏れた灯りがうつり、
とてもモダンで洒落た雰囲気だったそうです。
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今もちょこちょこ募集の告知が出ていますが、すぐに埋まる状況の様です。
でも家賃は共益費合わせて7〜9万円くらいと安くはありません。
もう少し安ければ・・・と思いますが。
URも最近はこの様に古い部屋をリノベーションした部屋を作っていますが
私の住んでいた団地も全てを立て直しするのではなく、
一部この様な住宅も作ってくれていたなら
断然そちらを選んだのにな〜と残念に思ってしまいます。
西長堀アパートの特設サイトもできています。

さてまた淀屋橋方面に戻り、午後の見学へ。

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by sugisugi26 | 2016-11-23 19:24 | 街歩き | Comments(2)
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『イケフェス』本番をUPするまでにとある準備期間に入ってしまい
今頃になってしまいましたが、ようやく『イケフェス』本番のお話です。
イベントの間、自由に見学できる建築物もたくさんありますが、
ガイドツアーなど、事前予約が必要な施設もあります。
毎回かなりな応募数で抽選となりますが、これがなかなか当たらない。
去年は友人と応募して全部落選。
今回は初めてこの『大阪倶楽部』(1924年建設)のガイドツアーに当選しました。
11/5午前中の2回の見学で、1回30名です。ラッキー!
ここもず〜っと以前から、前を通っては気になりまくっていたビルです。

ガイドツアーは朝10:00からで20分前からの受付。
淀屋橋のODONAからほど近く。
どっしりと存在感のある立派な「登録有形文化財」の建物で、
大阪発の男性限定の社交倶楽部『大阪倶楽部』の会館になります。
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味のある素焼きタイルが素敵な外観をしばし見学。
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出そうとしてもなかなか出せない経年の美しさです。
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彫りの深い彫刻も時間を経て味わい深く・・・。
初代の建物は1922年に1度火事で焼けており
今の建物は1924年に建てられた2代目。
関東大震災の経験から耐震構造を強化して設計されたそうです。
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普段は基本会員しか入ることのできない中へ入ります
(最近はホールでのコンサートや公開見学会も催されているようです)。

玄関ホール正面に泉盤があり、壁面には邪鬼が。
この邪鬼の目は翡翠で、戦後GHQに接収された時に持って行かれて
しまったのですが、その後会員の寄付によって復元されたそうです。
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天井の照明も品があります。
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床は市松模様の大理石。
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3階の会議室で30分ほど係の方の解説があり、その後館内見学。
会議室の天井には特徴となる梁とここでは2本垂れ下がった「ハンチ」と
呼ばれる装飾が。各部屋で違ったデザインになっています。
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詳しい資料も配布され、2チームに分かれて解説つきの見学。
ここは外から見ても特徴的な階段のステンドグラス。
絵の部分が経年で内側に膨らんできています。
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窓の横には窓の鉄製扉を開閉する時に操作するBOXがあります。
この鉄製扉のおかげで戦火に耐えることができたそうです。
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1・2階は会員限定の場所。この日も会員の方がくつろがれていました。
今の会員の平均年齢は70代。現役を退かれた方々の遊技場という感じ。
1階の囲碁・将棋室。ずらりと囲碁盤が並んだ眺めは壮観。
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こちらは撞球室。ヨーロッパ発の紳士のたしなみってやつでしょうか。
横に、酒場・喫茶室も設けられています。
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渋い照明。
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2階の食堂。小磯良平などの名画が飾られ落ち着いた雰囲気。
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寄木の食堂の床。
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「電話室」っていいですね。
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会議室の扉。
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4階大ホール。この日は午後からのコンサートの為にリハーサル中でした。
こんな雰囲気の中で聴けるのは嬉しいですね。
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建物はもちろん素晴らしいのですが、何より館内に漂う時代の空気と
浮世から離れた独特の雰囲気が堪能できました。
大阪倶楽部のホームページもあります。
さて次は急いで西長堀へ。
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by sugisugi26 | 2016-11-20 12:08 | 街歩き | Comments(0)
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うわ〜、もう11月ですね。
しばらく日があいてしまいましたが、映画祭やら何やらイベントの多い秋。
そして秋といえば、大阪の街をあげての建築イベント
『生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪』に行ってきました。
昨年初めて参加して、レトロ建築物好き魂がとても刺激された
ナイスなイベント。
昨年のレポはこちら→その1 その2  その3

船場・中之島エリアを中心に、生活に溶け込んでいる、まさに生きた建築物を
肌で感じて楽しめる二日間です。
今回も昨年とは違う建物をまた楽しんで来ました。
メインは11月5日、6日ですが、
まずは4日夜に開催された、中之島の「大阪市中央公会堂」(1918年建設)の
特別公開に行ってきました。
中のホールをしっかり見学したのはほとんど初めて。
3階の特別室も公開されていました。
毎度写真多めですが、おつきあいよろしく。いざいざ!!
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まずはきらびやかで眩しい、1階の大集会室です。
こちらではよくコンサートや映画上映会などのイベントが催されています。
しばらく客席に座って、素晴らしい空間に浸っていました。
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天井は昭和12年の大修理の際に撤去されたシャンデリアが
創建当時の資料を元に復元されているそうです。
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今回は入られなかった2階席。
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舞台側から客席を眺めてみました。
皆さん思い思いに見学・撮影中。
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廊下や階段の照明が、ホールの豪華さと比べて可愛らしかったです。
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3階にある、創建時のエレベーターです。
稼働はしていませんが当時のムードが伝わってきます。
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3階小集会室の果物のステンドグラス。
創建当初は中食堂として使われていたゆえのモチーフだそう。
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舞踏会ができそうな雰囲気の3階中集会所。
元は大食堂だったそうで、こちらも「たけのこ」や「ロブスター」、
「貝」「カニ」などの食材モチーフの透かし模様の板がはめられていて
この雰囲気の中ではなんともユニークで微笑ましかったです。
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天井の豪華な照明が素敵!
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外から見ると、建物の正面の大きなガラス窓が特徴的な特別室です。
せっかくの場所が写真ぶれぶれですが、雰囲気だけでも。
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天井にはイザナギ・イザナミ、壁にはスサノオのミコトなど
日本の神話世界が描かれています。
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床は国産の大理石。白く見える化石がたくさん入っていました。
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そしてステンドグラスの大きい窓。外の明るい昼間に見たいです。
外に都会の夜景がきらびやかに見えて不思議な光景でした。
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特別室の出口。
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見学は20時30分までしたが、夢中になっている内にすっかり時間オーバー。
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最近は見学の機会も度々あるようです。
今回は『イケフェス本番』の充実の前夜祭となりました。
外観はこれまで何度も撮影しているので今回は中ばかりになってしまいましたが。
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さあ、5日は1日歩きまわります。


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by sugisugi26 | 2016-11-07 23:04 | 街歩き | Comments(0)

春の大山崎山荘

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あっという間にソメイヨシノが散ってしまい、今年の花見シーズンも終わりつつあった先週末
ずっと行ってみたかった
京都の『アサヒビール(←私含めサントリーと思ってる人多し)大山崎山荘美術館』に
行ってきました。庭には色んな種類の桜があって長く花見が楽しめるという事もあったので。
上着もいらないくらいのいいお天気。
私は阪急京都線の「大山崎」駅から行ったのですが、
そこから5分ほどのJR「山崎」駅はこんなレトロでかわいらしい駅舎。
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結構傾斜のきつい山道を駅から10分ほど歩くと美術館に着きます。
無料の送迎バスも出ています。
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新緑と合わさってどっしり重厚な山荘の建物が静かに佇む様子は
落ち着きがあってほっとさせてくれます。素敵。
元々は大正〜昭和初期に実業家の加賀正太郎氏が自ら設計された別荘だった建物で、
平成に入り取り壊しの危機にあったところ、京都府・大山崎町・縁のあったアサヒビールが
1996年に『アサヒビール 大山崎美術館』として復活させたそうです。
「登録有形文化財」になっています。
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今年は美術館20周年にあたり、その記念展示を開催中でした。
主な収蔵品は現アサヒビールの初代社長、山本爲三郎氏のコレクションだそうで、
その中の代表的な美術品が公開されています。
モネの『睡蓮』や、パウル・クレー、ピカソやドガにゴッホ、
ミロやシャガールにモディリアーニ、錚々たるアーティスト達の作品を
これまたそれに負けないぐらいの存在感ある建物の中で鑑賞できる贅沢。
民芸作品も多くあり、私の好きな濱田庄司や、
バーナード・リーチの陶芸作品も展示されていました。
華やかなステンドグラスや、重厚で品のある室内はもちろん、
庭や、テラスから見る景色も素晴らしかったです。
季節が変わるたびに訪れたい場所です。

この日はその後、コーヒーショップ『ウニール』に行くために
阪急で二駅京都側の「長岡天神」駅に行ったのですが、そこで買ったお土産。
このあたりは「たけのこ」の産地の様で、今がシーズン。
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左の「竹の子最中」はあんの中に甘い甘露煮にした竹の子入り!
形がカワイイので買おうとした私は一瞬ひるみましたが
甘いけど竹の子の香りは感じるしシャキっとした歯ごたえがあって結構な存在感。
でも不思議と違和感はなし。皮も香ばしいいい香りで美味いしかったです。
「ポンポン山」は栗入りのみかさで、
生地に醤油が入ってる様で甘じょっぱいのがオリジナルな感じ。
ポンポン山ってのは大阪と京都の境にある山の通称です。
頂上に近づくと足音がポンポン響く山らしいです。ホントに?
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最中って、皮がくっついて水分持って行かれるし地味だし、あんこみっちり過ぎで
苦手な方の和菓子でしたが、最近形が可愛くて小ぶりな食べやすい大きさのものも
多く見かけて俄然興味が出てきました。
この竹の子も立体感あって可愛らし〜!可愛い立体モノに弱いのです。

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by sugisugi26 | 2016-04-12 12:03 | 街歩き | Comments(0)