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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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今年の桜の開花は早い!
との事でしたが、ここに来て冬が居座っている感じですね。
ですが、こちらの春イベント、今日から始まっています。
23日〜31日に東京上野のおかちまちパンダ広場で開催される
『シタマチサクラフェスタ2024』。
上野という事で、パンダグッズ販売のコーナーがあり、
私のパンダ商品も委託販売していただく事になりました。
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いつものごとく、ギリギリになってドタバタして、
ようやく商品を送り出しました。やれやれです。
委託なので私は現地には行きませんが、
お近くの方、ついでがある方、
お散歩感覚でぜひ覗きに行ってください。
期間も長いですし、来週からは春らしい気候になるようですし、
いよいよお花見です!

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手作り販売サイトminneで販売しているパンダ作品を中心に、
春らしい新作もご用意しました。
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春だ!サクラだ!パンダだ!
よろしくです。


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# by sugisugi26 | 2024-03-23 12:41 | イベント | Comments(0)

『サリー』OAFF2024

『サリー』OAFF2024_a0106409_19033426.jpg
3月1日から始まったアジアン映画祭は10日にラストを迎えました。
毎年の事ながら、映画祭後は一抹の寂しさがあります。
たとえ数本しか見ていないとしても。
今回鑑賞できた作品はどれも1本1本印象に残る作品でした。
てことで、こちらではもうしばらく
アジアン映画祭の話題におつきあいください。

そーそー、私の残り3本の鑑賞は会場が福島のABCホールだったのですが
大きな変化が!!
なんと、シートに座布団がついていたんです!
多分、毎年座布団持参で来られた方もいたかと思いますが、ついに対策が。
手ぶらで安心して3本くらい見られる環境が整いました。

さて私の2本目は台湾映画。
『サリー』(台湾 2023)
台湾では4月に公開されるという超新作です。
昨年、釜山映画祭で上映されたようです。
見ようか迷いましたが、公式サイトの
「自分を愛する大切さを描くヒューマンドラマ」
と言う一文に惹かれてチケット購入。
明るく前向きな作品が見たくて・・・。結果大正解の作品でした。
『サリー』OAFF2024_a0106409_19033405.jpg
台中の田舎で弟と養鶏業を営む独身のホエチュンは、
概ね満足しながら代わり映えしない日々を過ごしていたのですが、
弟の結婚を前に、おばから嫌味を言われたりで
自分の人生についてぼんやり考えることに。
そんな時、家にやって来た姪っ子が、
ホエチュンを「サリー」という名前でマッチングアプリに登録したことから
生活が一変し、周りの心配をよそに、
出会った相手との新しい生活を夢見て突っ走っていくのですが
その先に予想外の自分を見つけることになります。

とにかく全体が優しく温かく楽しい作品で、
そんな中で紆余曲折を経てのホエチュンの心の変化を
自然に丁寧に描いています。
マッチングアプリの相手がいかにも怪しいのですが
騙される騙されないということがが問題ではなく、
伝えたいのはその先にあるところで、
そこをしっかりと見せてくれるのがこの作品の優れたところだと思います。
誰もが思う通りに、予定通りの人生を歩んでいるわけではありませんが、
それでも彼女の様に生きていけたら、
豊かな人生になるんじゃないのかなという希望を感じました。
自分の人生、言われるままじゃなく自分で納得して進まないとですね。

ホエチュン役のエスター・リウがとにかく魅力的でした。
かわいいし、こんな子が田舎にいたらすぐ結婚できそうですけど・・・。
弟くんがまたいいやつで、結婚式のシーンはぐっときました。
この作品が自分的、今年のベスト1でした。

と思っていたら、
来年テレビ放映される「ABC賞」を、
そして監督が「来るべき才能」を受賞という、
ダブル受賞の結果が発表されました。
興味を持たれた方は、ぜひ来年の放送をご覧ください。

上映後は監督の舞台挨拶がありました。
映画に出てくる、飼い犬と雄鶏のイラスト入りのTシャツを着て
登壇されていました。

『サリー』OAFF2024_a0106409_19033400.jpg
時間がないので質問は2人の方からとの事で、
「友人役のミュージシャン、リー・インホンの起用の経緯は?」
「監督プラス、途中から『父の初七日』の監督が加わったとの事ですが
どの様に作業を進めていったのか?」という
どちらもマニアックかつ、映画を見た者が聞きたい質問をされた観客の方に
拍手をおくりたかったです。
完璧でした。


# by sugisugi26 | 2024-03-20 20:11 | 台湾映画 | Comments(0)
『ジャカルタ13爆弾』OAFF2024_a0106409_22060771.jpg
早いもので3月です。
今年も花粉はちゃんとやってきて、
恒例の大阪アジアン映画祭も始まりました。
今年は4本を鑑賞予定です。
オープンニングも行きたかったのですが、
目の前で、あっという間に完売してしまいました。

さて私の1本目は
『ジャカルタ13爆弾』(インドネシア 2023)
初めて見る(多分)インドネシア映画。
しかも昨年の大ヒットアクション大作とのことで楽しみにしていました。
現金輸送車への攻撃を皮切りに
ジャカルタ市内13カ所に爆弾を仕掛けたと宣言する謎のテロ集団と
各方面に精通したプロが揃うテロ対策室との攻防と
民間を巻き込んで社会問題化した金融問題の実態が描かれます。

派手な展開とアクションのエンタメ作品かと想像していましたが、
それだけではなくインドネシアの社会問題を絡め、
ドラマ部分も登場人物もしっかり丁寧な作りで
思った以上に見応えのある骨太な娯楽作品で面白かったです。

一筋縄ではいかないストーリー展開にグイグイ引き込まれました。
過剰でドラマチックな盛り上げが極力抑えられた演出も好みでした。
IT、金融、ビットコインなどの細かいところは
ついていけないところもありましたが、それでも十分楽しめました。
映像も洗練されていましたし、
インドネシア映画も質が高いですね。

『ジャカルタ13爆弾』OAFF2024_a0106409_22060763.jpg
終映後にはアンガ・ドウィマス・サソンコ監督の舞台挨拶がありました。
個性的なファッションの若い監督でした。
今回の作品については
コロナ以降、インドネシアでは悪質な金融会社が多くの問題を引き起こし
社会問題化したことから、その実態も描きたかったとの事でした。
アクション映画が得意な監督、
今後はマーシャルアーツ系アクションも作りたいとの事でした。ぜひ。
『ジャカルタ13爆弾』OAFF2024_a0106409_22060719.jpg
向かって左は司会の宇田川幸洋さん、右は通訳の方。
時間の都合で質疑応答はありませんでした。
今回の席は最前列だったので、映画も見やすく、舞台挨拶もバッチリでした。
『ジャカルタ13爆弾』OAFF2024_a0106409_22060854.jpg
今回の会場、シネリーブル梅田ですが、
4回ロビーが改装され、
黒を基調としたラグジュアリーな雰囲気になっていてビックリでした。
徐々に館内なども改装されていくようです。
そして4月19日からは新生『テアトル梅田』となるそうです。
数少ないミニシアター、頑張ってほしいです。
『ジャカルタ13爆弾』OAFF2024_a0106409_22060864.jpg


# by sugisugi26 | 2024-03-02 23:42 | アジア映画 | Comments(0)
五島列島のかわいいお菓子_a0106409_15210718.jpg
先日、梅田阪急百貨店のデパ地下で
長崎五島列島の食の特集をしていました。
最近同僚になった人が五島列島出身だと言う事もあり、
興味を持っていたところだったので覗いてみました。

五島のさつまいもの冷凍焼き芋や
アゴ(トビウオ)などの魚介出汁を使ったレトルトカレーなどなど
気になるものが色々ありましたが、
目がとまったのは小洒落たパッケージのお菓子。
「はたなか」という和菓子屋さんの商品です。
特に「しまつばき」と言う最中。
あんにモチが入った最中で、皮には椿のデザインが入っています。
個包装・箱・しおり、並んだ様子全てが凝っていて
開けたとたんテンションが上がります。
五島列島のかわいいお菓子_a0106409_15210894.jpg
フタはスリーブタイプで、
気軽な感じがいいですね。
ちょっとしたお土産にぴったり。
箱は中にゲスを入れたり抜いたりする事で、
他のお菓子用と共通に使えるようになっている様です。
五島列島のかわいいお菓子_a0106409_15210913.jpg
TOPの写真で「しまつばき」の横にあるのは
単品買いした「お招きつばきねこ」と
「天晴れバラモンちゃん」と言う、
かわいいキャラクター型のマドレーヌです。
中身はチラシの写真をご参考に。

バラモンちゃんというのは、
子供の成長と立身出世を願って揚げられる「バラモン凧」のキャラだそう。
どちらも食べるのがもったいないくらいかわいいお菓子です。
ちなみに、見た目の可愛さだけでなく、
中身もしっかり、五島灘の塩や五島産椿油を使用しているそうです。
どこの地方も、新しい、センスのある名物作りに力を入れていますね。
五島列島のかわいいお菓子_a0106409_15211051.jpg

# by sugisugi26 | 2024-02-25 16:10 | ジャケ買い | Comments(2)
『燈火(ネオン)は消えず』_a0106409_19182146.jpg
見てから時間が経ってしまいましたが・・・。
久しぶりに香港映画のお話。
年末、シネリーブル梅田で映画を見た時にチラシをもらって知った作品。
シルヴィア・チャンにサイモン・ヤム、
そしてあの香港の街を彩る(彩った?)ネオンをめぐるストーリー。
見るしかないですよね。

シルヴィア演じるメイヒョンと、
サイモン・ヤム演じる元ネオン職人のビル夫婦の絆と、
ネオンが消えゆく香港の街と時代の移ろいに思いを馳せるストーリー。

最愛の夫ビルを亡くしたばかりのメイヒョンは、
娘との関係もうまくいかず失意の中にいましたが
何年も前にネオン職人を廃業したと思っていたビルが、
弟子をとって細々と仕事を受けていたことを知ることになります。
弟子だという、レオと言う青年から
ビルは最後に作りたいと思っていたネオンがあったらしいということを聞き
思い出の街のネオンを巡りながら、
ネオンの作り方を学び、夫のやり残した仕事をやりきる決心します。

作品的には、さすがベテラン俳優2人の演技は安定感があって良かったですが
家族物語としては浅いかなと感じ、そこは残念。
特にメイヒョンと娘の間の溝は深そうだったのにあっさり解決したかに見え、
もう少し丁寧に描いて盛り上げて欲しかったなと感じました。

この作品で、2010年の建築法の改正以来、
安全性などの観点からネオン看板が取り外され始め、
ここ4、5年で一挙に撤去が進み、
なんと全盛期の9割のネオン看板がなくなったと言うことを初めて知りました。
そういう話はぼんやりとは知っていましたが、
今と昔の街の様子が比較されるシーンで、
夜景の様子が全く変わってしまっている事実を目の当たりにして衝撃を受けました。
思わず帰宅して、20年ほど前、
最後に香港を訪れた時の写真を見返してしまいました。

エンディングに数々のネオンを作成したネオン職人が紹介され、
よく知っているネオンも、
技術を持った職人が手がけていたんだと感慨深かったです。
安全や省エネのためと言われると何も言えないのですが、
LEDの光はあまり好きではなくて・・・。
特に画数の多い漢字を表現する香港のネオン看板の迫力は
何ものにも変えがたい魅力があります。

# by sugisugi26 | 2024-02-23 14:48 | 香港映画 | Comments(0)