レトロ下関1
コチラは唐戸市場のそばに建つ「旧秋田商会ビル」。大正14年(1915年)に商社と海運業を営む秋田商会の事務所兼住宅として建てられたそうです。
海外にも拠点を置く、当時は勢いのある会社だったようです。
屋上に木があるのが不思議で気になった建物。近づくと入り口近くに座っていたおじさんが「中も見学できますよ」と言ってくれたので入ってみました。中は観光情報センターになっており、おじさんはシルバー人材のボランティア解説員の様で、他に見学者がいなかったので、
展示資料について解説してくれはりました。
1階は金子みすゞの資料コーナー、2階3階も無料で見学できます。
冷房があまりきいておらず、汗を拭きながらの見学でした。
ライトが可愛らしい。
今は裏の機械の部分は取り替えられ、
電波時計になっているそうです。
クラシックな装飾が素敵。
ここは広い和室を囲む廊下です。
外から見ると洋館ですが、部屋は純和風。
鍵のかかっている部屋は洋室もあったのかもしれません。
屋上にはこれも和風の日本庭園や日本家屋があり、
不思議な和洋折衷の住宅です。
下から覗くとおもしろい眺め。
3階にはこの他、可愛いタイル張りのトイレがありましたが、
当時はめずらしく水洗トイレだったそうです。
荷物を上げるエレベーターもあったらしいですし、
最新の設備の建物だったんでしょうね。