京都でドラゴンフルーツ
少し時間を戻して9月最終、最後の夏日といった感じの日に京都のなかなか行けなかった場所を巡ってきました。
京都の北区、バス亭で言うと「仏教大学前」の「Sole Cafe」でのライブに行く予定があり、休みをとったので、夜のライブの前に街歩きする事に。
『古の花』で今シーズン最後のかき氷食べて・・・などと考えながらバスの路線図を見ていると、気になってる場所が色々思い浮かび、
並べてみたら・・・つながった!!
という事で一気にまわって来ました。
写真は銀閣寺への道沿いにある甘味処の入り口にあった
レトロな手動かき氷機。昔のスワンブランドの製品でしょうか。
他の人はどうなのか分かりませんが、
年に何回か、全てがうまくまわってなんだか分からないけど
「最高の日!」と感じる日があるのですが
まさにこの日がそんな1日だったのです。
いいお天気で冷たいモノを食べるのにもぴったり!
しかもなぜか人に話しかけられたり、
話しかけたりが気持ち良くて出会いに恵まれ、
それほど道に迷う事なく巡り合わせの様に
行きたい場所にたどり着けたり、
乗り換えなどがスムーズにいったり。ちょっとした事でも
全てがそんなにうまく行く日はそうそうないので不思議です。
しかしいつまでも憶えていたい「最高の日」の数日後は
記憶から消し去ってしまいたい様なへこみまくりの
「最悪の日」だったのですが、ま、人生そんなモンですね。
さてまずは四条河原町からバスで北野天満宮へ。
11時過ぎでまだお客さんもいない天満宮横のお店『古の花』へ。
お参りより何より目的のかき氷へ。
出てきたのは以前食べたモノと色が違う。
季節によって桃の種類がかわり、その時は黄桃とのことでした。
ここの氷はサラサラできめ細かい粉雪の様な氷。
天満宮をお参りしてバスで出町柳へ。
乗り換えなどで通る事はあってもなかなかゆっくり歩く機会がない場所。
今回は駅近くにある商店街に行ってみる。
出町柳と言えばお約束、『出町ふたば』で少し並んで豆餅と、
新栗の貼り紙に心惹かれた栗餅を買う。
平日でもこの混雑。並びながらお店の奥で
白いうわっぱりのおばちゃん達が豆餅を丸めている様子が見えるが
それだけで美味しそうな空気が伝わって来ます。
『満寿形屋(ますがたや)』で鯖寿司とうどんの寿司セット¥1000也。
鯖は程良いしめ具合で美味しい。
出町柳は「鯖街道」の最終地点なんだそう。
しかし、私の後に入って来たお客さんはみんななぜか
「中華そば」を注文していました。それもウリなのか?!
次はぜひ食べてみたいと思います。
『井上果物店』で福岡産の「ドラゴンフルーツ」発見。
しかも1個¥250という安さ。思わず買っていました。
この派手なビジュアルとはうらはらな、淡白であっさりな果肉が
大好きなのです。家で美味しくいただきました。
さらにバスで「銀閣寺道」へ。
ここではレトロなアイス屋さん『銀閣寺キャンデー店』へ。
フルーツやミルクを使ったキャンデーは¥140、
ソーダなど氷系はなんと¥60。
その他¥30のパインジュースなんかもあります。
ご近所に欲しいお店。
手をかけてるからこそのこの庭なんだなと納得。
さて、その近くの甘味処『喜み家』へ。
ここは数年前に友人からお店紹介の新聞の切り抜きをもらって
ず〜っと気になってたお店です。ようやく来れました。
さすがにもうなくて「みぞれしるこ」に。
粒小豆入りの冷たいお汁粉の上にみぞれかき氷と白玉。
小豆が少ししょっぱさがあって美味しい。
しかしこのお店の売りは関西ではめずらしい「豆かん」。
なかなか来れないし気になるし〜と、「豆かん」追加。
ゆがいた赤豌豆に寒天、それに黒蜜。あっさり大人な甘味。
さっぱりとした甘さと豆が美味しかったです。
店のマダムに「お腹冷えませんか?熱いお茶もあるんで
言ってくださいね」と心配されましたが、無事完食。
マダムもお店の雰囲気も落ち着いた雰囲気でえー感じでした。
さてそこからさらにバスで一乗寺に向かい、
こだわりの雑貨と本とギャラリーのお店『恵文社』へ。
好きな本屋なのに、この場所のせいで1度行ったきりで
なかなか再訪できず・・・。久しぶりです。
何時間でもいれる自信がありますが、今日は小一時間程。
叡山電鉄「一乗寺」から出町柳に戻り、そこからまたバスで
「仏教大」に向かい、開場時間の5分前に「Sole Cafe」着。
無事任務完了。京都のバスはややこしいですが、
路線マップを手になんとか乗りこなし、
京都のバス移動に少し自信が持てた1日でした。