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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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『桃(タオ)さんのしあわせ』

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11月に入りました。
冬にまた一歩近づきましたね。
寒いし、気は焦るし、テンションの下がるこの時期。
ようやく服の入れ替えも完了(遅・・・)。

小寂しくなるこんな季節にぴったりな香港映画
『桃(タオ)さんのしあわせ』を見て来ました。
原題は『桃姐』。実在の人物の物語です。
監督はアン・ホイ。好きな監督さんです。

ある家族の元で60年間メイドとして働いてきた
「桃さん」の人生の終盤の物語。
映画プロデューサーのロジャーは独身で
仕事に飛び回っているが、その身の回りの
世話する「桃さん」。
昔は大家族だったが、今はロジャー以外はみなアメリカに
移住している。

ある日「桃さん」が脳卒中で倒れ、働けなくなってしまうが、
「桃さん」自ら老人ホームに入る事を選ぶ。
ロジャーはこれまで当たり前だと思っていた
「桃さん」の存在の大きさに気づき、これまでの距離感を
埋めるかの様に、実の家族の様にできる限りの事を
していこうと決心し絆を深めて行く・・・。

雇い主とメイドという関係性が特殊で興味深かったです。
実の親子でないからこその部分もあるかと思いましたが
血のつながりだけではない、気持ちのつながりや、
思いやりから生まれる喜びや優しさにホっとしました。
人生人それぞれで、色んな事が起きます。
それがどう転んでどの様につながるかは最後まで
分からないモノですが、どんな事であっても
自分でがっしり受け止め、立ち向かって消化してこそ
前に進んで行けるのかなと感じました。
年を重ねて行く日常に潜む大事な事を
色々感じさせてくれる作品でした。

ロジャーを演じるのはアンディ・ラウ。おさえた演技が
良かったです。「桃さん」を演じたディニー・イップは
映画ではおばあさんという感じだったのに、パンフでの
アンディーとのツーショットは若々しくて美しくて、
びっくりでした。さすが女優!
久しぶりの香港の町並みと広東語に和みました。

by sugisugi26 | 2012-11-04 23:11 | 香港映画 | Comments(0)