迪化街ふたたび、そして旅の終わり
旅の終わりまで秒読みとなってきました。急げ!
しかし、このお天気、さすがに暑すぎます。いやいやこれが本当の台北の日差しなんですね。かき氷何杯でも食べられそう。
「この天気が5日間だったら、さすがにバテてたね。」と、今回の台風遭遇をポジティブに消化しながら歩きます。途中、魅力的な古い建物にいくつか遭遇。
憶えてる方もいらっしゃるかと思いますが、今は亡き「日本アジア航空」の金城武を起用したCMシリーズでロケ地になってたお店ですね。
余談ですが、このCM放映時、CMのどデカポスターが地下鉄駅に貼られていたのですが、当時はまだ希望すれば期限を過ぎたポスターがもらえた時代で、私ももらいに行って今も大事に持っています。
ベッドの横に貼ったのですが、あまりに金城武の顔がデカ過ぎて、落ち着かな過ぎるのですぐにはがしてしまいました。
蓋に値段が書いてあるので、希望する茶葉の缶を空けて香りをかがせてくれます。
1斤(600g)が基本ですが、4分の1の150gから購入可能なのでありがたいです。せっかく問屋にきたので、少しいいお茶を買おうと思い、150g400元(約1200円)の『文山包種』を購入。
友人は奮発してさらに上のランクの『文山包種』と『高山茶』、そして茶缶を購入していました。茶缶はシンプルなモノがお好みならお値段もお手頃でお買い得だと思いました。
このお店、後継者争いで随分もめてたそうなのですが、兄弟がすぐ近くに同じ様な名前の茶問屋をオープンし、今はいい意味で張り合いながら商売しているそうです。
接客してくれた日本語を話せるお兄さんが、「近くに似た名前のお店があるけど、違う店ですから」と念を押していた意味が分かりました。
そのせいかサービスは良くなってるそうですよ。
お店の裏の工場も見学させてもらえました。
専門店だからか、商品はパッと見、それだけで勝負って感じでした。こじんまりと地味なお店でした。カードは使えず現金のみです。
生地屋さんの集まる『永楽市場』を見学して、あまりの暑さに市場のすぐ外で檸檬ジュースとパイナップルジュースでドリンク休憩。
おばちゃんが日本語でお参りの仕方を教えてくれました。
しかし・・・お供えする金紙とお線香のセットを買って言われた通りにお参りしたものの、『特に縁結びを祈願するためのお供えセット』の260元の現金をけちって買わなかったので、その時点ですでに効き目は半減かもしれません。アカンやん、コレやからさ〜・・・との声が聞こえそうです。
そうこうしている内に、ご飯を食べる余裕もなくなってきました。とりあえずMRT「中山駅」に向かい、ホテルへ戻ります。
今回は行けなかったのですが2階はロシア料理も出すレトロなカフェです。もともとロシア人が開いたお店だったそうですね。オープンは1949年だそうです。
ベーカリーには、パンはもちろん、人気のロシアンマシュマロやケーキ、焼き菓子などが並びます。
箱欲しさに買ったのですが、中身は直径13㎝くらいの平べったい円形のパイナップルケーキ。中身は人にあげてしまって、写真撮るの忘れてました。
今となってはもっと色々買えば良かったとまたまた後悔の『明星西點咖啡』でした。
友人が買った普通のパイナップルケーキもかなり美味しかったそうです。
あたふたとホテルに戻り、重い荷物を持って、台北駅前のバスターミナルから桃園空港へ。いつもの如くギリギリまで限界に挑戦するような旅でした。
長い行列の出国手続きを済ませた時には、搭乗30分前。搭乗口がいっちばん端の端との事で、買い物もそこそこに(こんなんだったら『霞海城隍廟』でお供えセットにお金使えば良かった・・・と不毛な後悔をしながら)搭乗口に急ぐのでした。
初の台北旅行も終わりです。
またそう遠くない内に絶対行くと思います。