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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi

夏のインド映画まつり!いよいよラストか・・・

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これまでご紹介したインド映画は
リーブルかシネマートかってとこでしたが
こちらは珍しくトーホーシネマズ梅田でかかっております。
見やすい時間と劇場でやっている内にと
公開2日目に行って来ました。『バルフィ!人生に唄えば』。
インドでの公開時に評価も高くて、気になっていたのですが
まさか日本で劇場公開されるとは・・・嬉しい!

いい評判の一方、色んな映画への
オマージュがつまっていて・・・というよりは
「丸パクリのシーンがいっぱい」だとかの評価も聞いたりし、
あまり期待しすぎず見ましたが、とっても良かったです。
映像が美しいし、いわゆるミュージカルシーンはないですが
劇中で流れる曲はどれもいいし、全てが調和していて
独特の世界観を作っています。
影響を受けた過去の映画のそのままに近いシーンも
あると言えばあるかもですが、
しっかりこの作品の一部としてはまっていました。
私は素直にオマージュだと感じ、インスパイアされて
この映画に生かしたんだなと思えました。

主役のバルフィーを演じるのはランビール・カプール。
耳も聞こえず、話す事もできないけど、
豊かな感情表現で明るく生きている心優しく
ユーモアのある青年。
こういう役を嫌みなく、鼻につくことなく
さらりと魅力的に演じられるのは素晴らしい。ひげは濃いけど。

彼は往年の人気俳優ラージ・カプールの孫であり、
俳優一家カプール家のサラブレッドなんですが
その血筋もあってか、なかなか味があって好きなのです。
一昨年だったかの『インディアン・フィルムフェスティバル』で
見た『ロックスター』ですっかり惚れてしまったのですが
やっぱり良かったです。ヒゲは濃いけど(笑)。

ダージリン、コルカタの街を舞台に
バルフィーが2人の女性に関わり、それぞれの人生が色々
転がり出して行くという物語なんですが、
3人の役者もとてもうまかったし、
どっぷり世界にはまりました。
楽しくて美しいおとぎ話の様な1本です。

本来のイメージとはまるで違う
自閉症のジルミルを演じた
プリヤンカー・チョープラーにもびっくりでしたが
バルフィーが一目惚れする資産家の娘シュルティを
演じたイリヤーナ・デクルーズの美しさと
可憐さといったらもう・・・可愛すぎる〜!!
一目惚れするでしょうとも。
テルグ語映画出身の女優さんで、
この作品がボリウッドデビュー作だそう。これからも期待!

シネマートで公開されていたテルグ語映画の
『あなたがいてこそ』や『バードシャー』も
見たかったのですが追っかけきれず、残念。
でも見る事ができたインド映画はどれもいい作品で
満足満腹なこの夏でした。
この勢いでコンスタントに公開される事を期待!!

by sugisugi26 | 2014-08-31 20:05 | インド映画 | Comments(0)