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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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「インディアンフィルムジャパン」スタート!

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大阪は10月10日(土)から九条のシネヌーヴォで始まりました。
新作インド映画が日本語字幕で楽しめる貴重なチャンス!
時間とふところに余裕があれば何本も見たいところですが
今回は3回券を購入。(プレ上映も非常に気になってたんですけど、断念)。
初日は朝イチの『Piku(ピクー)』と
3本目の『Dum Laga Ke Haisha(ヨイショ!君と走る日)を鑑賞。
初回?特典にポッキーがもらえました。ラッキー!
確か前回もだったと思いますがグリコさんは協賛されてます。
10時30分からの上映だったので、10時前に映画館に行ったら
すでに列が出来ていました。
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『Piku(ピクー)』2015年5月公開
重鎮アミターブ・バッチャンが、妻に先立たれ
老いて年々自分の健康に神経質になり、ガンコ偏屈が
ヒドくなる父親を、ディーピカー・パードゥコーンが
そんな父を放ってもおけず振り回され、結婚どころでない
キャリアウーマンの娘ピクーを演じています。
そしてそのピクーに振り回されるタクシー会社の社長
ラーナーを演技派イルファン・カーン。
この主要人物の演技と絶妙のコンビネーション、
美しいコルカタの風景が心に残る良作でした。

体調のあまり良くない父が、売られそうになっている
コルカタの実家を心配し、タクシーでデリーからコルカタに
行くと言い出し、仕方なくピクーも同伴、社員が誰も行きたがらない
事から成り行きで運転手として同行することになったラーナー。
使用人含め4人での旅は不協和音でスタートし、トラブルもある旅でしたが、
コルカタに着く頃には妙な心地良さも生まれかけて来るワケで・・・。
ダンスはないし、これといった大きな事件が起こるワケでは
ありませんが、人間ドラマとして飽きさせず、
笑いとゆるやかな感動でいい余韻の残る作品でした。

父親が残されるとこうなるんだろうなとか、
多少極端な設定とは言え、身につまされるような事、
「あるある」なエピソード満載。
世界共通なのかな・・・な、まさに、今なストーリーだと思いました。
イルファン、相変わらずえー味出してはりました。
始めは「なんやこの迷惑オヤジ!」と思うバッチャンの役ですが
だんだん可愛げが出てくるんですよね。
ディーピカーも等身大の女性の役がハマっていました。

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『Dum Laga Ke Haisha(ヨイショ!君と走る日)』2015年2月公開
知っている俳優さんは出てなかったのですが
ハートウォーミングなラブストーリーのヒット作とのことで
見ようと決めた作品。
心身ともに疲れ気味なのでマイルドな作品を欲している今日このごろ(笑)。
こちらも、暖かい気持ちになれる感動作でした。

95年、街で父とカセットテープ屋を営むプレームが
お見合いをするが、相手は自分の好みではない、
知的だが太めの女性サンディヤー。
しかし彼女の稼ぎをあてにする家族の強引な進めで結婚することに。
サンディヤーはプレームに好意を持って嫁入りしてきたものの
プレームはサンディヤーに心を開かず、優しい言葉をかける事もない。
そんな中でも自分の意見を持ってひけめも感じず
堂々とふるまう現代的な女性のサンディヤーは
家族と夫に馴染もうと努力するが、
ある日、プレームが友人達の前で自分の悪口を言うのを聞いてしまい
その場でケンカ別れ、実家に戻り、離婚裁判にまで発展してしまう。
裁判で、あと半年一緒に住んで結論を出すという事になり
再び同居し始めるのだがさてどうなるか・・・という物語。

いつまでもふてくされて「おれの嫁はデブでブスだし」てな事を
言っているプレームにムカつき、イラっともしますが、
父親に従うしかなかった自分のふがいなさや、勉強もできず
落ちこぼれだった自分の前に頭のいい妻がやって来たことによる
劣等感の裏返しと分かってくると、物語にもぐっと厚みが出て来ます。
家族や周りの登場人物も個性的でいい人達だし、
人間ドラマとしても楽しめます。
クライマックスの奥さんをおんぶして走る競争はほのぼのしてますが
気分が最高にもりあがります。

舞台になっている95年のインド。
女性も社会進出して強く生きだし、古い習慣から脱却しだした
時代だったのでしょうか。
出戻っても泣き寝入りするのではなく、裁判をおこし、
教師として生きるために前向きに生きようとする
サンディヤーがたくましかったです。
でも時代は新しくなっても大切にしなくてはならないモノがあるんだと
感じさせられました。
なかなかステキなラブストーリーでした。
これも本編にダンスはありませんが、ラストのタイトルで
当時のインド映画パロディーらしい、ベタでハデなダンスシーンがあります。
女優さん、ポッチャリで可愛かったです。

ところで、この日のランチは
映画館近くのスリランカ料理のお店『ロッダグループ』で
スリランカカレーを食べました。
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チキンカレーと色んな野菜のカレーをまぜまぜして食べる
「ギャミラサセット」(スリランカの家庭料理だそう)。
いんげんや、ビーツなど野菜が美味しい!
カレーは辛い目ですが混ぜるとマイルドに。


by sugisugi26 | 2015-10-12 17:25 | インド映画 | Comments(0)