月光旅社 gekkosugi.exblog.jp

レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

『暗殺』

a0106409_10334897.jpg
こんな猛暑の続く時期は映画館で缶詰になって3本くらい見続けたい!
映画館は限られますが(と言うか大阪ならシネマート)、
韓国映画は地味に、わりとコンスタントに公開されている気がします。
ここにはUPできていませんが、最近ではキム・ユンソク主演の『極秘捜査』や
ガンちゃん主演の『王の運命』などを見ました。
『暗殺』は春の大阪アジアン映画祭であっという間にチケットが売り切れ
がっくりきましたが、待望の一般公開です。

『ビッグスウィンドル』や『10人の泥棒たち』など
多くのキャラクターを生かして巧みにストーリーを運び
面白い娯楽作品に仕上げるチェ・ドンフン監督作品ですので
期待していましたが、
これまでの娯楽要素に時代のリアリティが加わり、より厚みのある
面白い作品に仕上がっていていました。

日本統治時代の韓国を舞台に、純粋に独立の為に暗躍した活動家たちや
その状況を金もうけに利用する人々、日本人と韓国人の間を巧みに行き来して
生き延びようとする人々など、様々に暗躍した人間模様と
国家を思う人たちの思いが、ドラマチックに描かれ、
一概に「日本人は悪い!」という単純な話でなかったのも良かったです。

人々を裏切りまくる活動家のイ・ジョンジェ、
報酬次第でどんな依頼も受ける暗殺者のハ・ジョンウ
その相棒のじいやのオ・ダルス、
暗殺を実行するヒットマンのチョン・ジヒョンなど俳優陣も豪華で
特にハ・ジョンウ、スーツ姿と2丁拳銃姿がめっちゃカッコよかったです。

当時の上海や、京城(ソウル)のセットもよくできていました。
特に京城の三越百貨店の豪華さ。
京城の駅で、市民が日本の国旗に敬意を示さねばならないシーンは
心が痛みましたが・・・。
見た後は、満足感とともに、結局は支配される側はもちろん、
支配する側にとってもいい事はない気がするな・・・という虚しい思い。

by sugisugi26 | 2016-08-07 12:35 | 韓国映画 | Comments(0)