早くも11月に突入してしまいました。
あぁ・・・今年って何したんだっけ・・・と毎年同じ事を思っては焦るこの時期。
そんな時にこの映画の様に、過去に戻れるチャンスがあればいいのかも。
誰しもあの時ああすれば良かった、とかあんな事言わなければ良かったという思いは
持っているハズ。
台風近づく週末に、外の様子にヒヤヒヤしながら見た1本です。
主演はキム・ユンソク。いわゆるイケメンではありませんが、味があって大好きなんですよね〜。声もいい!
『チェイサー』での善人ではないけれど人間味に溢れた役でぐっと心つかまれ、
『ワンドゥギ』での破天荒だけど優しさの垣間見えるユニークな教師役に惚れました。
役に安心感を与えてくれるうまい俳優さんだと思います。
そのキム・ユンソクが主演の等身大のラブストーリーという事で、期待していました。
キム・ユンソクは医者役で、カンボジアの僻地で医療活動をした際、
現地に一人残り、難病の子供を助けた事で、長老から過去に戻れる薬をもらいます。
自分も病を抱え、残された時間の中、ずっと心を離れない、
30年前に別れる事になった恋人の未来を変えようと、現在と未来を行き来しながら
過去の自分と協力して奮闘するというお話。原作はフランスのベストセラー小説です。
タイムスリップものは、途中でつじつまが合わない部分が出てくると、
そっちが気になって集中できなくなったりするので、不安もありましたが、
十分この映画でもあるんですが、そこは丁寧な人間ドラマに感情移入できる事で
切り抜けたと言いますか、鑑賞中はそこまで気にならず楽しめました。
現在の医者のスヒョンに対しては、けっこう自分勝手じゃないかとは思いますけど、
30年ぶりの恋人を見つめるシーンは感動しました。さすがユンソク。
ピョン・ヨハン演じる若い頃のスヒョンもそれほど違和感なく
(若い頃はイケメンでも年とるとこんな感じになるのねと(笑))。
チェ・ソジンは可愛くてチャーミングな恋人役を好演していました。
突っ込みどころもありますが、笑ってジーンときて優しい気持ちになれる1本でした。
後で知ったのですが、エンディングに流れた優しい曲は
キム・ユンソクとピョン・ヨハン、Wスヒョンの歌でした。