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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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『唐代 胡人俑(こじんよう)』展

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以前、中国陶磁展の時にちらりとご紹介していました東洋陶磁美術館の
『唐代 胡人俑(こじんよう)』展、
行った人から面白かったという話を聞いて行ってきました。
西安の凛々しい等身大兵士の姿をかたどった兵馬俑は有名ですが、
こちらも同じく有力者の墓に収められた陶製の副葬品なのですが、全く見た目は違います。
かなりユーモラス。

胡人(こじん)とは中央アジアを拠点に活躍したソグド人をはじめとした異民族で
中国人とも積極的に交流し、中国文化にも大きな影響を与えた人々だそうです。
東西の交流が盛んだった場所なんですね。
見た目はアジア人とは異なる、彫りが深いエキゾチックな風貌で、
唐の時代の墓にはしばしば様々な胡人を表した陶製人形が収められたそうです。
今回の展示品は2001年に甘粛省慶城県で発見された唐時代(618-907)の
穆泰(ぼくたい)墓(730年)から出土した胡人俑です。

今回もフラッシュをたかなければ撮影は自由とのこと。
今回の展示のチラシやポスターにもなって脚光を浴びている
ヒョウ皮パンツで自慢げに立つ男性。
思わずセリフをつけたくなってしまいますが、
実際は自慢げなポーズでも、歌い上げているわけでもなく、
この手には馬やラクダの手綱が握られていたようです。
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こんな風にもともとはラクダ等とセットなんですね。
さすがに身近な動物でしっかり観察されてるのでしょう、
ラクダや馬もフォルムがリアルで生き生きしています。
人物にしても衣服の感じや顔の凹凸や表情が細かい!
ユーモラスで見ていて楽しいです。
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そして一番強烈な個性の持ち主がこのお方。
ワイルド!というか、その胸。男ですよね・・・って。
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一転女性はいかにも東洋的な顔立ちの人形がほとんどでした。
目鼻立くっきりの華やかな美人はいなかったのでしょうかね。
おかめのような下ぶくれ顔多し。
男装の麗人という人形も多かったです。
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こんな感じで様々なルックスと表情、職業の胡人俑(こじんよう)を
ツッコミながら楽しむことができました。
こんな人形達と墓に眠っていた人はどんな気分だったんでしょうね。
この世の賑やかさに包まれているから、暗い場所に一人でも寂しくなかったのかも。
3月25日(日)までです。


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by sugisugi26 | 2018-02-11 22:50 | アート | Comments(0)