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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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OAFF2018にて『ダイ・トゥモロー』

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アジアン映画祭2本目はタイ映画『ダイ・トゥモロー』。
2016年のアジアン映画祭で、迷っている内に見逃した、
ABC賞受賞作『フリーランス』の、
ナワポン・タムロンラタナリット監督の最新作です。
まだタイでは上映中との事。
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死について語る、半ドキュメンタリー映画。
インタビューと、様々なカタチの「死」がドキュメンタリー部分。
そしてその「死」の前後をフィクションで語る少し変わった手法。
例えば、夜中にホテルから飲み物を買いに行った女子学生が
事故で亡くなったという事実が語られ、
あるホテルの部屋で、未来について楽しげに夢を語る
仲良し女子学生達の様子が展開される。
事故の直前、まさか「死」がすぐそばに忍び寄っているとは思いもよらず
明るく前向きに、時に悩みももらしながら続く、たわいもないおしゃべり。
飲み物が足りなくなり、夜中だが誰かが買いに行く事になり・・・
そして朝・・・何事もなかったかの様にホテルの部屋を掃除する客室係。

この世界には常に「死」は色々なカタチで存在しているし
そこには様々なドラマがあり、あったハズであり。
淡々と「死」のある日常とそこにあるドラマを
様々なシチュエーションで描いた作品です。
結局生き死には誰にもコントロールできるものではなく、
時に思いもよらない結果を生む事もあります。

ガツンと来るほどではなかったですが、
「死」の周辺で語られるドラマは、それぞれ引き込まれる面白さがありました。
フィクションだけでも良かったのでは?と思いましたが、
ぐっと入り込みそうになるところで、ドキュメンタリーシーンで
突き放される感じで
あくまで冷静に、感傷的にならずに「死」を見つめるための
この手法だったのかもしれません。

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by sugisugi26 | 2018-03-16 23:24 | アジア映画 | Comments(0)