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月光旅社 gekkosugi.exblog.jp

レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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OAFF2018にて『ニュートン』

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私の大阪アジアン映画祭、3本目はインド映画『ニュートン』。
久しぶりのABCホール。今では数カ所の映画館も会場となっていますが、
初期はここだけでした。
だからか、この会場に来るとイベント感を感じられます。
ちょっと不便ですし、開場時間まで建物の中に入られないのがたまにきずですが。

ロビーではエアインディアのマハラジャくんがポスター横でお出迎え。
この作品は、今年のアカデミー賞外国語映画賞のインド代表作品です。
元々の名前がイヤで、ニュートンと自分で命名した、
ちょっと風変わりな男のお話。

自分の職務には異様な責任感を持ち、向上心もある、役所勤めのニュートン。
ゲリラが出没する危険な僻地の紛争地帯に派遣される、
選挙管理委員の任務に志願し、地元警察の護衛に守られながら
70人余りの票をとる為に現地入りするのですが、
立候補者が選挙活動にも来ず、地元民は選挙の意味も分かっていない様なド田舎。
そんな中で住民は選挙に来るのか。任務遂行の使命感に燃えるニュートンと
噛み合わない周囲とのやりとりを中心に、投票日のドタバタな1日を
洗練されたタッチで描いています。

冒頭で、いきなり重くなりそうな気配もありましたが
テーマの割には、どこかほんわかした空気感が漂っており、
そんな中でもユーモアを交えながら社会問題をさらりと投げかけていたり、
人間ドラマとしても深みがあって、
じんわり暖かな気持ちになれる心地良いエンディングなど
軽妙な描き方にセンスを感じました。

ニュートン役は、ラージクマール・ラーオ。
名前は知っていますが今回初めて見ました。
ニュートンが真剣になればなるほどおかしさが出てくる感じでしたが
他の共演者もそれぞれ個性と味があって、やりとりが面白かったです。
特に地元の女性スタッフ演じる女優さん、聡明そうで魅力的でした。
ミュージカルシーンもなく、地味ではありますが、
印象に残る作品でした。


by sugisugi26 | 2018-03-18 00:42 | インド映画 | Comments(0)