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月光旅社 gekkosugi.exblog.jp

レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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『台湾レトロ氷菓店』で過ごす

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今年のお盆は日本列島を直撃した台風のおかげで、
旅行や帰省の予定を狂わされた方や、被害に遭われた方もいて、
落ち着かない日々でしたね。
私の周辺は被害はなくホッとしましたが・・・。

例年のごとく、お盆は実家で過ごしていましたが
天気が悪いこともありほとんど外出もせず、
お盆前に買った『台湾レトロ氷菓店』を読みながら過ごしていました。

著者は台湾のハリー・チェン氏。
本業はグラフィックデザイナーで、雑誌でコラムを書かれたり、写真も撮られたり、
日本の純喫茶が好きで足を運ばれ、関連の本を書かれたり、美食家で知られ
多彩な活動をされている方みたいです。
本書のノスタルジックな雰囲気漂う写真も撮影されています。
台湾で出版された『遥遠的冰果室』と言う本の翻訳版です。

「氷果店」と言うのはかき氷やアイスクリームなどのデザートや飲み物、フルーツ、
軽食などを出す、台湾の人々に昔から親しまれてきた普段使いの飲食店のことで
台湾では「冰菓店」「冰果店」「冰菓室」「冰果室」とも。
台湾各地の、昔から地元の人々に愛されてきた「氷果店」を著者が訪れ、
店の人と話し、お店の歴史や家族の話しなどを聞きながら
かき氷やドリンク・軽食などを味わい、そのお店の個性を紹介、
読んでいる者も、そこにいるかの様な気持ちにさせてくれます。

大概のお店は、改装する余裕もなく、昔からの設備や備品を大切に整備しながら
使い、商品の価格も抑えながら、家族で経営しているお店がほとんどです。
ですが、今の都会生活ではおざなりにされ、忘れ去られそうになっている
人情とか、食の安全、物や人を大事にする心や地方の良さなど、
シンプルなことに気付かせてくれます。
レトロ好きには、それぞれのお店の内装や、食器などにも心惹かれました。
台湾人でなくても、なぜか懐かしさに胸ときめくお店たちでした。

台湾に行くことができても、地方に行く余裕はなかなかありませんが、
それでもわざわざに行ってみたくなる様な魅力的なお店ばかりです。
でもすでに閉店したお店もありますし、行くのも時間との戦いですね。

by sugisugi26 | 2019-08-18 15:04 | 気になる本 | Comments(0)