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月光旅社 gekkosugi.exblog.jp

レトロでアジアでシネマな日々


by sugi

下町な夜

金曜日の夜、鶴見区放出(はなてん)在住の友人Uさんからのお誘いで
「放出寄席(はなてんよせ)」に行って来ました。
最近落語にはまって、梅田太融寺の寄席に通っているおばも同行。
私は10年以上前に、実家近くのホールでの「新年米朝一門会」以来の
落語で、こういう小箱でやる、いわゆる寄席というのは初めて。

主催されてるのは地元の有志の方々で、
会場は歴史ありそげな「阿遅速雄(あぢはやお)神社」の社務所。
入り口で靴をゲタ箱に入れて、中に入ると、座敷きに座ぶとんがズラリ!
70人定員で完売とのことでした。
正面には手作りの舞台が作られていました。

入り口でもらったチラシを見ると、1枚はアンケート、
もう1枚は・・・「鶴見いきいきサンバ(笑)」の歌詞と振り付け・・・と、
サンバのリズムが聴こえてきました!
「♪放出過ぎれば徳庵 住道 電車と路地裏が 人と人を繋ぐ街〜♪」
イヤ〜、ローカル感たっぷりのBGMです。

その日の出し物は・・・
桂吉之丞「子ほめ」と桂歌之助「つぼ算」「茶の湯」の3席。
2人とも米朝さんの孫弟子さんとのことでした。
「子ほめ」は近所で子供が生まれた家に行って、その子供をほめて酒の一杯でも
いただこうという有名なお話。
「つぼ算」は頭のまわる買い物上手な男が
壷を買うためにまんまと店のオヤジを言い含めるお話。
「茶の湯」は商売人から隠居した主人が自己流の茶の湯をふるまい、
まわりの人々がエライめにあうお話。
どれもおもしろくて、よく笑いました!
ノリと勢いだけの最近よくあるお笑いよりか、ずっとおもしろいですね。
会場の雰囲気も良くて、たっぷりひたれました。
そういえば、「茶の湯」の時の歌之助さんの薄い茶色の着物に、
落ち着いた抹茶色の羽織りの組み合わせがなんともおしゃれでした。

その後はいい気分を引きずって、駅前の渋い昭和な飲み屋「大丸屋」で
「いか卵焼き」「土手やき」「お刺身」「おでん」などをあてに
冷たい生ビールで乾杯!
この店「大阪下町酒場列伝」(井上理津子/著)という本で知ったのですが、
Uさんによると地元の超有名店だそうです。
店のオヤジさんがなんともいい味出してました。
(ちなみに私はこんな本読んでても飲めない人です。キライじゃないですけど。)
Commented by K子 at 2008-02-26 00:31 x
放出は未知の世界。話の感じ、大正っぽいね。
ワテも3年くらい前に行った米朝一門会から、ライブで噺きいてないなぁ。。
小さいハコでもエエけど、天満の天神繁盛亭にも行ってみたいね~
http://www.hanjotei.jp/index.html

・・・Uちゃん、元気でした?
Commented by sugisugi26 at 2008-02-26 13:31
>K子さん
中心地から近いし、商店街があったり、住み易そうな街です。
最近キレイな新駅舎が完成したらしいです。
駅前に超高層マンションがそそり立っていました。

やっぱ何でもライブはえーもんですね。
繁盛亭は当日券がなかなかとれないくらいの盛況らしいです。
笑って笑ってストレス発散させましょ!
Uさん変わりなくお元気ですよ!
by sugisugi26 | 2008-02-24 01:33 | 街歩き | Comments(2)