麗しの「鼻煙壺(びえんこ)1000展」
磁器やガラス、玉(ぎょく)、水晶、象牙や瑪瑙(めのう)、金属などに、細かい細工を施して、贅を尽くしたモノも多く、まさに手のひらサイズの工芸品。中国らしい柄やモチーフが1000点分見られる贅沢な展示です。モノが小さいだけに、ガラスにかじりついて見学しましたが、ひとつひとつの細工の精巧さと美しさに、いったいどれくらいの費用をかけて集めたのか⋯?などと下世話なことを考えつつ(骨董でいいモノはお値段もいいんです)、小さい中国工芸の世界にため息でした。
特に、違う色のガラスを重ねて、細かい柄を削り出す「被せ(きせ)ガラス」の技法の作品には釘付け。
今回の展示は個人コレクション寄贈の記念展示で、世界的に見ても最大級の規模のコレクションだそうで、素晴らしいモノをありがとうという感じ。
うちにある、みやげ物のなんちゃって鼻煙壺とは「そら違うわ!」ってことで・・・。
9月28日まで開催中です。
ちょっと行ってみようかな。
しかし1200点という数はすごい!
しかも個人で集めたなんて……!