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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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カテゴリ:インド映画( 47 )

『サンジュ』

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7月に入り、早くも半年と半月近くが終わってしまいましたね〜。
毎年いろいろ振り返るこのシーズン、
凹む事も多々ありますが、映画館にこもって現実逃避です。

楽しみにしていた『サンジュ』。
1週間の限定上映との事で最終日に行ってきました。
ヒットした『きっと、うまくいく』や『PK』の
ラージクマール・ヒラニ監督の最新作です。

なのでそれなりの完成度でハズれる事はないと思いますが、
今回は実在のそしてまだ活躍しているインド人俳優の人生を描いた作品。
色々盛りだくさんな、黒いエピソードもある俳優で
インド人はもちろんその辺りも分かっているからこその
本国でのヒットもあると思うので、
これをそのまま日本で公開してもどうなの?と多少危惧していました。

ですが、サンジャイ・ダット本人の事を詳しく知らなくても、
映画スターの両親の元に生まれた息子の心の葛藤と、愛の物語、
そして有名人だからこそ、思う様にはなかなか生きられない中で
苦しみながらも、父や友人に助けられ自分の生き方を模索し
困難を乗り越える男の物語として十分楽しめました。
主演のランヴィール・カプールはもちろん、
父役のパレーシュ・ラーワルも人間味あふれる演技で良かったです。
母のナルギス役、久しぶりのマニーシャー・コイララも
歳は感じたものの、上品で優しさが溢れていました。

ただやはり、映画スターとしての面があまり描かれていなかったので
こんなに色々問題を起こしているのに、
人気があることにピンとこなかったり、
若い時に描かれる恋人とは違うと思われるこの奥さんは誰?
どう出会ったの?とか、色々疑問やしっくりいかない部分が
見てる間も浮かんできました。
知らない人にはあと一息、伝わらない部分があったので
誰もが同じ様に楽しめる作品ではないかなと感じました。

なので、これを見てサンジャイ・ダットのことを知って、
彼の作品を見るきっかけになるのはいいですね。
こちらのブログ に、とても詳しくわかりやすい解説と
データがUPされていますので
ご興味ある方はぜひぜひご覧ください。

by sugisugi26 | 2019-07-12 12:23 | インド映画 | Comments(0)

『パドマーワト』

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今年はインド映画の一般公開が続いていて嬉しい限り。
今後も秋にかけて、気になる作品の上映が決まっています。
さて、気になっていた『パドマーワト』は、
完璧主義で、ゴージャスなセットと衣装での絵作りに定評のある
サンジャイ・リーラ・パンサーリー監督作品。
チラシのビジュアルだけでもため息ものの美しさ。
しかもヒロイン、パドマーワティを演じるのは大好きなディーピカー・パードゥコーン。
この監督の作品によく出ているのは、相性がいいからでしょうか。
毎回、パンサーリー監督作品の豪華なビジュアルに映える、
強さと華やかさを兼ね備えた存在感を感じさせてくれます。

前情報では、インドでは宗教関連の騒動(ヒンドゥー教を侮辱する内容だと
過激な団体が撮影を邪魔したり・・・)がありディーピカーちゃんが脅しをうけたとか、
公開日が延期担ったり、上映館のあるショッピングセンターが襲撃をうけたりと、
かなりの紆余曲折があった曰く付きの作品だと聞いていました。

久しぶりの3時間越え作品でしたが、
私はあまり長さを感じず楽しむ事ができました。
ストーリーは、正直、薄いと感じましたが、
壮大な3角関係?・・・にもなってない暴君の執着によって国を動かし、
周りが振り回されまくるというシンプルなストーリーを、
あくまで重々しく、重厚で豪華なビジュアルと、3人の俳優の力量(目力?!)の
力技で見せ切ったという感じでしょうか。大画面映えする見応えのある作品でした。
そんなそれぞれを侮辱するシーンがあったとも感じなかったですし。

完成度の高い衣装やセット、ダンスシーンなど、眼福シーン満載でした。
時々、シャーヒド・カプール演じるパドマーワティの夫のメーワールの王と、
ランヴィール・シン演じるイスラム教国スルタン、
アラーウッディーンが長髪・髭面でどちらか分からなくなり焦りましたが、
ディーピカーちゃんは、鼻輪にも負けない美しさと強さで
魅了してくれました。

by sugisugi26 | 2019-06-30 12:34 | インド映画 | Comments(0)
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最近良質なインド映画がちょこちょこ一般公開されて嬉しいです。
残念ながら見逃してしまった『パッドマン 5億人の女性を救った男』も
評判良かったみたいですし。
この『パジュランギおじさんと、小さな迷子』は、年始めにぴったりの
暖かくて優しい気持ちになれる気持ちのいい作品でした。
インド映画ならではのミュージカルシーンも楽しいし、
アクションあり、人間ドラマもしっかりしているし
なんと言っても、迷子の女の子、シャヒーダー役の女の子が可愛い!!

パキスタンに住む、声の出ないシャヒーダーは、
心配したお母さんと、インドの寺院にお参りに行くのですが、
その帰りにお母さんとはぐれ、インドに取り残されてしまいます。
シャーヒダーがいない事に気づいたお母さんの取り乱しぶりに
胸が痛くなり、ぐっとストーリーに引き込まれてしまいます。

インドでひとりぼっちのシャヒーダーが出会うのが、
サルマン・カーン演じる、バカがつくくらいの正直者で
信心深い若者パワン。しかし一度怒りに火がつくとめっちゃ強いんですが。
すっかりシャヒーダーに懐かれてしまい、
居候している家に置いてもらうことになるのですが、
パキスタンの子ということが分かり大騒ぎになり苦悩するも、
ビザを持たないまま、シャヒーダーの為に国境を超えていくことになります。

インドでは人気のサルマンですが、何本か作品を見ているものの、
見た目が好みでないってのもありますが、
どうも私はこれまでいいと思った事がほとんどなく・・・。
ですが今回、この人のいい純朴な役はとっても合っている気がしました。
すごく良かったです。
純朴とは正反対なイケイケな雰囲気のカリーナ・カプールも
芯が強くて自分を持ちつつ優しさもある、パワンの彼女を好演。
パワンに共感するジャーナリスト役のナワーズッディーン・シッディーキーも
いい味出していました。

シャヒーダーの村がまるでスイスみたいな
「アルプスの少女ハイジ」の様な景色だったのが印象的でした。
パキスタンにもあんな場所があるんですね〜。

by sugisugi26 | 2019-01-26 23:24 | インド映画 | Comments(0)
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昨年の映画締めは12月23日、イオンシネマ茨木でのSpaceBox主催のインド映画上映会でした。
定期的に開催されているインドコミュニティの上映会です。
シャー・ルク・カーン主演の最新作『ZERO』。
インドでは12月21日に公開されたばかりで
ほとんど時差なしで見られるのは英語字幕とは言えありがたいこと。

夢あり、ロマンスあり、歌とダンスありのクリスマスプレゼントのような
てんこ盛りの1本でした。
私の貧弱すぎる英語力では、字幕を正しく理解するのは不可能に近いので
評価することはできませんが、想像力を膨らませて感じた部分で言うと、
作品としては、話が大きすぎてドラマ部分が荒く感じました。

今回シャー・ルクはCGを使っての特殊効果で小人症の人物を演じたのですが
残念ながらあまり人物としての魅力を感じませんでした。
しかし、全く違和感のない小さいシャー・ルクの特殊効果には驚きました。
どの様に撮影・加工されたのかはとても興味があります。

でも、特殊効果でなくてもシャー・ルクの演技は魅力的なので
そういう奇をてらったインパクトで見せるのではなく、
作品としてインパクトのあるものを見せて欲しいというのがファンとしての正直な気持ち。
お金はかかってますけどね。
共演も、アヌーシュカ・シャルマーにカトリーナ・カイフと豪華!
な割に使いきれていなかった様な。
ビッグになりすぎてしまったのかしらん・・・と、
今後が不安になってしまう1本でした。

3カーンの1人、サルマン・カーンは今『パジュランギおじさんと、小さな迷子』が
日本でも一般公開されて評判もいいのに・・・。頑張って〜!
まあでもとりあえずは日本語字幕版をちゃんと見たいです。映画祭でかかるのを期待!

by sugisugi26 | 2019-01-19 22:49 | インド映画 | Comments(0)
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『インディアンシネマウィーク2018』2本目は
10年前の旧作ではありますが、
大好きなシャールク・カーン主演の未見作品。
公開当時、ポスターの「おっちゃんシャールク」の姿に釘付けとなり
気になりつつも、何故かサントラだけ購入していたと言う・・・。
長い間、相手役が今や大人気のアヌシュカー・シャルマーとは
知りませんでした。彼女にとってはデビュー作だったのですが
やっぱり可愛く、印象的でした。

シャールク演じる電力会社社員のスリーは、あるきっかけで
一目惚れした恩師の娘ターニーと結婚することになるが
スリーに対して心を開かないターニーとの
ぎこちない結婚生活が続く中、
ターニーがダンス教室に通う事になったのをきっかけに
別人になりすまし、接近して心を開く作戦を決行する事に。
さてさて、2人に幸せな結婚生活は訪れるのか。

優しく、ターニーを心から愛しているが、控えめで冴えない
おっちゃんファッションのスリーと、
美容師の友人の協力で、見た目生まれ変わってハイテンションで
キメキメファッションのラージ。
シャールクのさすがの演技力で2重人格か!ってくらいの芸当を見せてくれます。

「いや、気付くでしょ!ふつう」なんて野暮なツッコミは無しで。
他にも怪しい日本ネタなど、ツッコミどころは多々ありますが、
まあ、そんなのもあってもいいかと思わせられて楽しめます。
後味もいいし、優しくて幸せ気分になれる作品でした。
ようやく見られて満足でした。


by sugisugi26 | 2018-10-10 22:45 | インド映画 | Comments(0)

『ならず者たち』ICWにて

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あっという間に10月に突入していましたね。
ぼーっとしているとあっという間に年末を迎えそうな勢いです。
楽しみにしていた「インディアンシネマウイーク2018」も終了。
気になる作品は何本かあったのですが、結局2本しか見られませんでした。
でもどちらもインド映画ならではの楽しさいっぱいの作品で良かったです。
補助席出るほどの大盛況でした!
早く行って整理券取りたいのですが、シネ・ヌーヴォのある九条周辺は
時間潰しが難しいのが悩みどころ。お茶するぐらいしかなく・・・。
今回行ったら、映画館の前にカフェ(喫茶店?)ができていました。

さて1本目は2014年公開の『ならず者たち』。
今回告知があるまで私はよく知らなかったのですが
ランヴィール・シン、アルジュン・カプール、
プリヤンカー・チョープラーにイルファーン・カーンと豪華な出演者。
派手なアクションとノリの良さで、インド映画ファンには人気の作品だとか。
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バングラディシュ独立時の混乱の中、
孤児のヴィクラムとバーラーは辛い状況の中生き延び
助け合いながら、カルカッタの裏社会でのし上がっていく。
汚いことをしながら生きるしかなかった2人の友情と
1人の女性を巡っての愛憎の物語。
2人の愛嬌のあるキャラクターが良かったし、
豪快でド派手なアクション、プリヤンカーの色気と美しさにやられ、
イルファーンの渋さにしびれ、
かなりハチャメチャでしたが、熱くて、面白かったです!

特に2人の少年時代から大人になったところまでの疾走感が
とても気持ち良かったです。
大画面で見るべき娯楽作品ですね〜。
今回「インディアンシネマウイーク2018」では2回、
「ソフトマサラ上映」で上映されていました。ぴったりの作品ではありますね。
でも「ソフト」ってなんだ?って思いましたが、
ゴミが出るクラッカーや紙吹雪などは無しとのことでした。


by sugisugi26 | 2018-10-10 21:59 | インド映画 | Comments(0)
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ようやく世の『バーフバリ』の話題に追いつきました。
4月に遅ればせながらの『バーフバリ 伝説誕生』を見て以来(その時の感想)
予想以上の面白さに、そのすぐ後に同じ劇場で上映していた
『王の凱旋 インターナショナル版』を見なかった事を後悔したり、
ストーリーを忘れないように反芻したりと悶々としながら
『完全版』公開を待ちに待って、まずは初日に、
そして2週間後に2回目の鑑賞に行ってきました。

上映のテアトル梅田では、開運ラッシーや、ポップコーンカレー味などを販売して
バーフバリモードにスイッチon!

本編上映前に前作『伝説誕生』のストーリーがダイジェストに語られる映像が流れ、
あの興奮をしっかり思い出しての『王の凱旋「完全版」』スタート!
「そこで?!」ってところで終わりましたからね。
タイトルは、『伝説誕生』のストーリーを遡るようなビジュアルで
観客の気持ちを徐々に盛り上げるニクイ作りになっていました。

前作以上の突っ込みたくともそんな些細な事と言わんばかりの
突き抜けた、大迫力シーンの連続、ビジュアル的にもドラマ的にもぐっと心をつかまれ、
3時間近くの長尺も全く気にならず、ラストまで駆け抜けた感じで、
終わった時にはぐったり、お腹いっぱい状態で、
「すごい・・・」としか言いようがなかったです。
前後編合わせて約5時間、最後までクオリティを落とす事なく楽しませてくれました。

古代インドのマヒシュマティ王国を舞台にした3代に渡る王家の愛と憎しみの物語。
後編は、伝説の王バーフバリと妻デーヴァセーナの出会いと、バーフバリの死、
その息子のシヴドゥの誕生と、王家を追われるまでが、数々のドラマを盛り込んで
語られていきます。そしてそのシヴドゥが、マヘンドラ・バーフバリとして王国に凱旋し
両親や民の為に立ち上がり、復讐を遂げる大スペクタクルなラストへ。

そんな中で印象的なのは、なんと言ってもバーフバリの妻となるデーヴァセーナ!
勝気で正義感に溢れ、剣や弓の使い手の美き姫君。
登場シーンや、バーフバリとの息の合った弓さばきのカッコ良く美しいこと。
何度見ても惚れ惚れ、気持ちいいシーンの連続です。
バーフバリもどんどんカッコ良く見えてドキドキしてきます。
かと思えば、可憐な歌とダンス、2人のラブラブな船のドリーミーなシーンにもうっとり。

王座を巡ってのライバルとなる兄バラーラデーヴァや母シヴァガミ、
奴隷で剣士のカッタッパなど、キャラクターはどれも個性的で魅力的。
出演者達の衣装も美しく目を奪われます。
一級の娯楽大作の条件が、ぐぐっと凝縮された完成度の高い作品です。
絶対絶対大画面で見ましょう。目の前の世界をただ楽しみましょう。
一挙上映の機会があれば、今度こそいっぺんに見ますよ。

by sugisugi26 | 2018-06-23 23:32 | インド映画 | Comments(0)
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インド映画ファンのみならず、見た人を熱狂の渦に巻き込んでいる、
話題のインド映画『バーフバリ』2部作!
最近は監督が来日したとのことで、また話題になっていました。
なのに私は不覚にも、1作目『バーフバリ 伝説誕生』を見過ごしたが為に
続編『バーフバリ 王の凱旋』も見に行くことができず、
「すごい映画!!」・・・という噂だけを聞きながら、
やきもきしているしかなかったのですが、
ようやく今になって1作目を見ることができました!やっと話題についていけます。

しかも劇場は、気になりつつなかなか行く機会のなかった
阪急塚口駅前の『塚口サンサン劇場』。
ロードショー公開された映画を時期をずらして公開してくれたり、
シリーズ一挙上映や、イベントに力を入れている地元密着型な劇場です。
最近はインド映画のマサラ上映などのイベントもよくされているので
ファンにはよく知られています。スケジュールも毎度魅力的なんですが、
なかなか塚口まで行くのはハードルが高くて・・・。近所にあれば通うのに。

今回4/28からバーフバリ2部作一挙上映とのことで思い切りました。
上映15分前に着いたら、劇場前は何やら混雑していて異様な熱気。
皆『バーフバリ』を見に来たお客さんの様です。
残りの席もあとわずかで焦りましたが前過ぎない端席をゲット。
最終的には全155席はほぼほぼ埋まっていました。

ざっくり言うと、古代インドのある王国を舞台にした王家3代にわたる
愛と復讐の壮大な物語・・・ということなんですが、
歌・踊り有り、キレッキレのアクション有り、スペクタクルな戦いのシーン有り、
裏切り有り、感動有りの、インド映画らしいお楽しみ盛り盛りの大娯楽作品でした。
圧倒的な力技でねじ伏せられたと言いますか、見応えあって面白かったです!
女優さんが美しくて、しかも強い!男優陣は相変わらずの濃さですが、キャラがはまってて
カッコ良く思えてくるんですよね。不覚にもときめいてしまいました。

噂だけ聞いていると、正直突っ込みどころ満載な
トンデモ映画だったりするのかとも思いましたが、
舞台になる壮大な滝のシーンや、『レッドクリフ』を彷彿させるような
大迫力の戦いシーンなど、CGもそれほど不自然さも感じず、
ハリウッド作品にも引けを取らない完成度で、圧倒されました。
上映後には拍手も起こっていました。
続きで続編見るかだいぶ迷いましたが、ちょっと先になりますが
改めてこの上映で見ることにしました。
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先日公開されたインターナショナル版に、26分間分追加されているオリジナル版上映が
決まったようです。大阪ではテアトル梅田で6/9から上映です。
167分、心して見ます。本当はもっと大きい劇場で見たいところですが。
まだまだ盛り上がりを見せそうな『バーフバリ』なのでした。

by sugisugi26 | 2018-04-29 22:45 | インド映画 | Comments(0)
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久しぶりのインド映画。
しかも場所は大阪ステーションシネマ。
こーんなメジャーな映画館(しかもわりと大きめの劇場)で
インド映画が見られるなんて嬉しい!
『きっとうまくいく』『チェイサー』『PK』など日本でも近作が続けて公開され、
その評判も良かったアーミル・カーン主演作だからという事もあるでしょうが
この映画自体も本国はもちろん、
最近では中国で大ヒットしたとのニュースも聞こえて来たりで
質の高さも認められての事かと期待に胸膨らむ膨らむ!

運動音痴で競争心に欠け、スポーツ観戦にもあまり熱くなった事のない私、
スポ根モノにはそれほど惹かれないのですが、スポ根に熱い家族ドラマ有り、
そしてそれがインドならではの社会問題も絡めながら、
多くの人が共感できて楽しめる娯楽作品になっており、すごく感動しました。
ラストはホント、力入るし、涙が・・・。

昔、世界での活躍を期待されながらも、家の事情で選手生活を諦めた
元プロレス選手のマハヴィルを演じるのが、インドの実力派人気俳優アーミル・カーン。
結婚し、諦めた自分の夢を息子に託そうとするが、生まれるのは女の子ばかり4人。
落胆し夢を諦めようとしたマハヴィルだったが、ある日出来事に上の娘2人の素質を感じ
妻にも「1年何も言うな」と言ってプロレス選手にするべく、トレーニングを開始する。

突然変わった父の様子に2人の娘は、戸惑い、可愛い反抗を繰り返したりもするが
一般的な父親とは違うものの、父の愛を感じ、トレーニングにも熱が入り出す。
そして周りの嘲笑を浴びながらの長女ギータの初めての試合で「悔しさ」を感じた事で
より自らの意志で未来へ向かっていく2人。
それまでところどころの父の横暴さにムカついたり、
それでも健気についていく2人の姿が切なかったり可愛かったりしたのですが
娘自身の気持ちが入ったところから、全てが輝きを増します。

アーミル演じるお父さんの存在感ももちろんいいですが、
学生時代と成人になってからの2人の娘役の女優さんが可愛いし、
うまいしで、とても良かったと思います。
こんなに盛り上がったのに、まさかのパンフレットの販売は無し。
ネットでも初めてインド映画を見たから情報を知りたかったのに・・・という声を多数見ました。
あ〜〜〜残念すぎる。絶対売れたのに。

インドの3大カーンの1人、アーミル・カーン。
彼が出る作品はハズレ無しと言われていますが確かに最近の作品をみると、
大好きなシャールク・カーンは正直差をつけられているな〜と感じてしまいました。頑張れ〜!!
あ、あと1人はサルマン・カーンね。
そう言えばサルマンも『スルターン』でプロレスラーやってましたね。


by sugisugi26 | 2018-04-15 16:40 | インド映画 | Comments(0)
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私の大阪アジアン映画祭、3本目はインド映画『ニュートン』。
久しぶりのABCホール。今では数カ所の映画館も会場となっていますが、
初期はここだけでした。
だからか、この会場に来るとイベント感を感じられます。
ちょっと不便ですし、開場時間まで建物の中に入られないのがたまにきずですが。

ロビーではエアインディアのマハラジャくんがポスター横でお出迎え。
この作品は、今年のアカデミー賞外国語映画賞のインド代表作品です。
元々の名前がイヤで、ニュートンと自分で命名した、
ちょっと風変わりな男のお話。

自分の職務には異様な責任感を持ち、向上心もある、役所勤めのニュートン。
ゲリラが出没する危険な僻地の紛争地帯に派遣される、
選挙管理委員の任務に志願し、地元警察の護衛に守られながら
70人余りの票をとる為に現地入りするのですが、
立候補者が選挙活動にも来ず、地元民は選挙の意味も分かっていない様なド田舎。
そんな中で住民は選挙に来るのか。任務遂行の使命感に燃えるニュートンと
噛み合わない周囲とのやりとりを中心に、投票日のドタバタな1日を
洗練されたタッチで描いています。

冒頭で、いきなり重くなりそうな気配もありましたが
テーマの割には、どこかほんわかした空気感が漂っており、
そんな中でもユーモアを交えながら社会問題をさらりと投げかけていたり、
人間ドラマとしても深みがあって、
じんわり暖かな気持ちになれる心地良いエンディングなど
軽妙な描き方にセンスを感じました。

ニュートン役は、ラージクマール・ラーオ。
名前は知っていますが今回初めて見ました。
ニュートンが真剣になればなるほどおかしさが出てくる感じでしたが
他の共演者もそれぞれ個性と味があって、やりとりが面白かったです。
特に地元の女性スタッフ演じる女優さん、聡明そうで魅力的でした。
ミュージカルシーンもなく、地味ではありますが、
印象に残る作品でした。


by sugisugi26 | 2018-03-18 00:42 | インド映画 | Comments(0)