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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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<   2015年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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今年の「大阪アジアン映画祭」クロージングは
韓国映画『国際市場で逢いましょう』でした。
チケット発売20分ほどで完売だったのですが、
ギリギリで友人がゲットしてくれました。
この作品はすでに5月16日からの全国公開が決まっていますが
やはりお祭り気分を楽しむためにも最終上映には参加しておきたいところ。

上映の前に各賞の受賞式がありました。
受賞は以下の通り。
●グランプリ:『コードネームは孫中山』(台湾)
観客賞とのダブル受賞。
●来るべき才能賞:『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』
(タイ)
●スペシャル・メンション:シャーリーン・チョイ『セーラ』(香港)
●ABC賞:『いつかまた』(中国)後に朝日放送で放映されます。
●薬師真珠賞:プリチャヤー・ポンタナーニコン
『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』(タイ)
今年から新たに設けられた賞です。

各賞発表の後、審査委員長のパン・ホーチョン監督からの
コメントもありました。
『コードネームは孫中山』のイー・ツーイェン監督と
出演者の若者2人が、ニコニコしながら
舞台上でスマホ写真とったり落ち着きなかったのが
微笑ましかったです。
『コードネームは孫中山』と
『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』は
チェックしてた作品だけに、見逃した感が強いです。
アンテナに引っかかってたのに
平日なのでつい気力が萎えてしまったのでした。
あ〜私のバカバカ!

さて『国際市場で逢いましょう』の上映です。
ユン・ジェギュン監督が挨拶されました。
日本も韓国も、今の豊かさがあるのは私達の前の
世代の努力と犠牲があったからこそ。様々なものを犠牲にして
家族の為に頑張った父の姿を描いています。この映画を見て
家族と話したくなったり、電話をかけたいと思ってくれたなら
嬉しいです・・・という内容にすでにウルウル。

物語は朝鮮戦争から始まります。
中国軍参戦により、北朝鮮の興南から撤退するアメリカ軍が
一般市民約十万人とともに南下した興南撤収作戦の混乱の中
父・妹とはぐれてしまった長男のドクスの家長としての
戦後の奮闘を描いた、長きにわたる家族の物語。
ドクスは父から、「おれがいない間はお前が家長だから
家族を守れ」と託される。
釜山で店をしている父の妹のところに身を寄せた
ドクスと母・妹・弟。小さい頃から靴磨きで生計を助け、
自分の進学はあきらめ、危険なドイツやベトナムでの出稼ぎなどで
家族を支え、激動の時代を生き抜いて行く。

しょっぱなの興南撤収作戦の大迫力のシーンに、一瞬にして
物語に引き込まれます。生きる事に精一杯な時代。
かと言って悲惨な事ばかりではなく、
大切な友人や愛する人との出会いや
家族団らんなど適度な笑いも入り、明るい作品です。
私は昨年亡くなった自分の父の事が重なり、感情移入して
涙してしまいましたが・・・。
父も長男で自分の父親に変わり、大学に入っても勉強よりバイトで
家族を支えるのに必死で、年をとってからもよく
お金がなくて途方にくれる夢を見ていたそう。
みんなそうして苦労した時代だったのでしょう。
家族に感謝したくなる、見応えたっぷりの映画でした。
ちょっと不器用な人間を演じたらピカイチのファン・ジョンミン、
うまいです。オ・ダルスとのコンビも最高!

by sugisugi26 | 2015-03-21 23:44 | 韓国映画 | Comments(0)

『ファニーを探して』

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小雨降る3月15日(日)「大阪アジアン映画祭」最終日、
福島のABCホールで2本を鑑賞。
まずは美しいディーピカー・パードゥコーン主演のインド映画
『ファニーを探して』。
ほとんど予備知識なくて、あまり期待していなかったのですが
これがかなり良かった!面白かった!しゃれてた!
チケット購入前にネットで調べると、
いわゆるボリウッド的な映画ではないとのことでしたが
ディーピカーがいいらしいし、悪くなさそうなので
行く事にしたのですが、予想外の面白さでした。

インドの、ゴアにある小さな田舎の村が舞台。
ある夜、村の老人ファーディーの元に、
40年以上前に愛する女性、ファニーにあてて出した
愛の告白の手紙が戻って来たところから
物語は始まります。
ふられたと思っていたのに、手紙が届いていなかったとは・・・と
泣いてショックを受けるファーディーに、
近所の友人でディーピカー演じるアンジーが
「ファニーに会って確かめに行こう!」と旅に誘う。
その旅に必要な車を借りる為に、
車の持ち主の、村に数年ぶりで戻った元彼や、
アンジーと同居する、亡き夫の母や
その母に惚れ込んでいるちょっと変わった画家が
同行することになり、5人での珍道中が始まる。
始めは不協和音の5人だったが旅を続けるうちに
どんどん変な連帯感が生まれ、いいムードになっていきます。
途中からスクリューボールコメディの様な展開を見せるのも
予想外で楽しかったです。ブラックですが笑えます。
ファニーには無事会えるのか・・・。
見終わった後は温かい気分になれる1本。
(猫好きさんは注意ですが・・・笑)

インド映画というくくり無しに一般公開されても
十分受けそうな作品だと思いました。
設定や展開がとんでもなかったり、
ブラック・ユーモアも出て来ますが、
突拍子もないことはなく、全て調和がとれていて納得させられ
笑ってしまえます。
ゴアの景色は美しく、ディーピカーはじめ役者がみな上手かったし
ミュージカルシーンはないものの音楽も良くて、
テイストとしては、ヨーロッパ映画の様な
洗練されたセンスを感じる素敵な映画でした。


by sugisugi26 | 2015-03-17 23:48 | インド映画 | Comments(0)
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先週末から「大阪アジアン映画祭」が始まりました。
今回は3本鑑賞予定です。
で、その1本目。
パン・ホーチョン監督の香港映画『アバディーン』。
パン・ホーチョン監督と言えば一昨年の『大阪アジアン映画祭』で
『低俗喜劇』を見て以来2本目です。
『低俗喜劇』は大人な下ネタ満載ながら、
ノリが良くキレのある作品で楽しめましたが
今回はガラッと雰囲気を変えて、
今の香港で暮らすひとつの家族を描いた群像劇でした。

出演はエリック・ツァン、ルイス・クー、ジジ・リヨン、
ミリアム・ヨン、ン・マンタ、チャップマン・トー等豪華な面々。
「アバディーン(香港仔)」とは香港島南岸にある地域のこと。
船で生活する人々や、水上レストラン「ジャンボ」で
知られています。
劇中ではン・マンタ演じる父が、
代々船で生活して漁師をしていたが
自分の小さい頃に漁師をやめて陸に上がり、
殺生を繰り返す漁師だったからと自分は道士になったという
そんなエピソードが出て来ます。

その父を中心として息子、その妻、孫、そして娘とその夫、
自分の亡き妻と、今の恋人。
決定的に仲が悪いわけではないが
どこかにそれぞれ秘密やわだかまりがあり、
遠慮していたり、疑心暗鬼になったり、
ちょっとした事で口論になったりと
ぎくしゃくした関係が続いている。
ただ家族で笑いあって食事したいだけなのに。

そんなどこにでもありそうな家族や人間関係を
古さと新しさが共存する香港の街やその出来事に絡めて
描いていきます。
そばにいても、家族であっても
知っている、分かっていると思い込んでいるだけで
真実を理解しきれてなかったりするものです。
でもそれも少しのきっかけで分かり合える可能性が
いくらでもあるんだと気づかせてくれます。
穏やかな日差しの中で談笑する家族の姿に
やさしい気持ちになれる作品でした。
映像も良くて、香港が恋しくなりました。
「ブー子ちゃん」可愛かったな。

エンディングに流れるのは
大好きな黄耀明(アンソニー・ウォン)の『目的地』。
コレも詞がグッと来ました。
月曜日21時からのレイト上映でしたが、チケット完売で満席!
アジア映画好きな方々の熱気にあふれた会場でした。
やっぱり「祭り」は楽しいです。

by sugisugi26 | 2015-03-14 00:52 | 香港映画 | Comments(0)
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3月1日、日曜日と重なった「ファーストデー」サービスの日。
(あれ?いつの間に「映画の日」じゃなくなってたんでしょ?
12月1日だけがそう言うらしいです。)
『KANO』の時に見た、予告の相変わらずのバカバカしさと
アクションの凄さに思わず見に行ってしまいました。
朝8時50分の回。は、はやい!!
2回目は夜なので、出勤するより早起きしました。
そんな時間でもわりと人が入ってました。

言わずと知れたタイのムエタイ・カンフーアクションです。
『マッハ!』というタイトルはついていますが
正しくは『トムヤンクン』の2だそうです。
どちらも見ましたが、今となってはどっちがどっちだったか
ストーリーがあいまいです(笑)。
とにかくどっちも痛そうで凄かった主演のトニー・ジャー!
もちろん映画は面白かったです。

今回もストーリーにしっかり絡んで来る「象」。
トニー演じるカームが、田舎で暮らしながら
弟の様に可愛がっている象のコーンが、動物密輸業者に奪われ、
さらに国際犯罪組織にテロに利用されそうになり、
救出に向かったカーム自身も武術の腕を見込まれ
組織の手先として利用されそうになるのですが、
コーンへの愛と犯罪組織への怒りでカームのアクションが大爆発!
・・・という感じ。
いつもコンビで出ている、有名コメディアンだという
ペットターイ・ウォンカムラオも
警察官役でいい味出していました。
そして今回期待していたのが『チョコレートファイター』で
女版トニー・ジャー的なアクションを見せてくれた
ジージャーとの共演・・・だったのですが、
ちょっと地味で残念。なんか、華がなかったし・・・。

愛がある分、突っ込みどころはありますが、
思ったよりストーリーもしっかりしていて身体をはった
クドいくらいのアクションで、楽しめました。
わざわざ見に行ったかいありました。
最近あまりないですが、昔のジャッキー映画ばりの、
分かりやすくて、超絶技で楽しませてくれる映画っていいですね。
さらにカンフーやムエタイの動きはカタが美しいですし・・・。
トニー・ジャーのアクションではいっつも
脳天に蹴りやパンチが入るのが痛そうですが・・・。
前半のどこまで行くの?なバイクアクションも凄かったです。

ポスター見たら、今回はスタントもCGもワイヤーも
『有り』になってたのが笑いました。
それでも面白さは健在です。

by sugisugi26 | 2015-03-01 19:33 | アジア映画 | Comments(0)