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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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<   2018年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧

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3月25日まで開催されている、京都駅伊勢丹「えき」での
小林路子さんのきのこの絵の展示を見てきました。
この展示の情報で、初めて知った画家の方ですが
その絵を一目見て心惹かれてしまいました。
多少なりともきのこには興味もありましたので・・・。

きのこ関係の本の挿絵を描いた事をきっかけに
きのこの世界に魅了されてきのこを描く事にはまってしまわれたそう。
出会いって面白いですね。
解説によると、最終的に植物や菌類画の世界的コレクションを誇る英国のキュー王立植物園に
全作品が寄贈される予定になっているそうです。
そんな、外国に行ってしまうなんてもったいない・・・。
近くで見られていた方も連れの方とそんな話をされていました。

約150点の作品の展示という事ですごいボリュームで見応えたっぷり。
細部までじっくり見たくなってしまうほど緻密な美しさ。
主役のきのこはもちろん、そのきのこを美しく見せる様に描かれる
周りの枯葉や苔や植物も含めて、そのきのこが1番素敵に見えるビジュアルが
写し取られている様に見えました。
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見慣れた、カサと軸のオーソドックスなきのこだけでなく、
「なんでこんな形になったのか」と思う不思議な形をしたきのこや
「キツネノエフデ」や「キツネノタイマツ」など、名前も面白かったです。
リアルなきのこと、動物の可愛いイラストが一緒になった絵もファンタジックでよかったです。
きつねが「キツネノタイマツ」で空に虹を描いていたのが印象的。

ご自身による各作品につけられるコメントもツボで、
8日にあったというギャラリートークに行けば良かったと少し後悔。
これは図録があれば買うしかないと思っていたら、今回は作られていないとの事。
とてもとても残念でした。
また見られる機会があればぜひ行きたいと思います。

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by sugisugi26 | 2018-03-25 12:18 | アート | Comments(0)
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ここ1年ほど「こけし」が気になっています。
その前から、雑貨好きやレトロなものが好きな人たちを中心に
ちょっとしたムーブメントになっているのも知っていましたが、
私の中では、お土産的な民芸品の域を出ず、特に関心はなかったのですが・・・。
たまたまヤフオクで出品されていたいわゆる伝統的な路線からは
少し離れた独自のこけしを見て、普通に立体物、人形として「可愛い!!」となり、
色々チェックしていくと、これまで思っていなかった可愛いこけしが
たくさんある事に気づいたのでした。

数々の工人さん(こけしの作家さん)がいらっしゃるのですが
伝統的な路線も引き継ぐこけしも作りつつ、
ご自身の世界観やデザインで新たなこけしも生み出していらっしゃる様です。

ジワジワこけしが面白いと思ってた頃に開催を知ったこけしイベント『こけし博』。
しかも私が好きな雑貨屋『夜長堂』と
去年の蚤の市で気になっていた『マヤルカ古書店』が主催との事で、
絶対好きな感じだと確信し、京都二条の会場へ。
思ったより小さい雑居ビルでマニアックな空気も感じましたが、
会場に入るとたくさんの来場者で盛り上がっていました。
青森の津軽こけし館の、たくさんのこけしの出張販売が目玉です。
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入って入場料400円を払うと、お土産のこけし博ロゴ入りタオルと買い物カゴが渡されます。
それを持ってウロウロ物色します。
小さい会場内ではライブが会ったり、こけしをモチーフにした雑貨も売っていたり、
ゲームコーナーがあったり、縁日の様な感じ。
ゲストは津軽系こけしの工人、山谷レイさん。
よく知らない私は、この名前と作品を見て勝手に、
伝統に縛られず独自の世界を展開している若手の女性工人さんなのね!と思っていたら、
かなり年配の女性でびっくりでした。
こんな、雑貨として今風に可愛いこけしたちを作られてるんです。
感覚が若い!
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会場何周もしてようやく決めたのはこの2人。
右はその山谷レイさん作で左は阿保六知秀さん作。並べると姉妹みたい。
右のは「えじこ」と言うタイプのこけしで、昔、農作業中に子供を「えじこ」と呼ばれる
カゴの様なものに入れていた様子だそうです。
本体のカラフルな花の絵付けも可愛らしいです。
伝統的なものと新しいものがいい具合に合わさったものが私にはツボです。
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by sugisugi26 | 2018-03-24 12:37 | イベント | Comments(0)
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久しぶりの大画面での上映です。
ウォン・カーウァイ監督の名作『欲望の翼』。
レスリー・チャン、マギー・チャン、アンディ・ラウ、カリーナ・ラウ、
ジャッキー・チュン、トニー・レオンと、豪華な出演者達。
レスリーはすでにこの世にはいないし、マギーはスクリーンから遠ざかっているし
このメンバーが集まっている事自体が奇跡の1本。

ウォン・カーウァイは、次の『恋する惑星』から、ストーリーよりも
イメージやビジュアル重視な作品になって行くので
ビジュアル的にも良くて、ストーリーもしっかりしているこの作品は
個人的には1番好きなウォン・カーウァイ作品です。
と言いつつも、初めて見たときにはレスリー演じるヨディのキザなセリフと自分勝手さに
あまり入り込めず、いいのかどうか判断つかなかったのですが、
2回目見たときには印象が全く違ってすごく感動したのでした。
その時の気持ちとか、タイミングとか、何回か見て良さが分かる事ありますね。

今回もやっぱりいい作品だと再確認。
時代の空気感や雰囲気、ウイリアム・チョンの美術に、クリストファー・ドイルのカメラ、
音楽、登場人物のキャラクター、全てがピタッとピントが合った様な完璧さを感じました。
90年の作品。みんなお肌ピチピチで輝いてました。
マギーやカリーナの今よりふっくらした可愛らしさに、レスリーの訴える様な眼差し、
ジャッキーも可愛すぎ。そして抑えた演技のアンディ。
で、やっぱり違和感感じるトニーのシーン(笑)。
エンディングは、やはりもうこの世にはいない、アニタ・ムイの低い歌声。

香港映画が輝いていた時代の記憶も呼び起こされるので
必要以上に胸が熱くなってしまう作品なのでした。


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by sugisugi26 | 2018-03-23 00:38 | 香港映画 | Comments(0)

OAFF2018にて『血観音』

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今年の大阪アジアン映画祭も18日で終了しました。
今回私が見た作品は、受賞ならずでしたが(受賞結果はこちら)、
どれも楽しめました。久しぶりに映画祭に参加した感がありました。
迷って見るのを諦めたフィリピン映画『ネオマニラ』など、
評判が良かった作品の一般公開も期待します。

さて、私の映画祭の最後は台湾映画、ヤン・ヤーチェ監督の『血観音』です。
台湾の映画賞、金馬奨でも作品賞・主演女優賞・助演女優賞を受賞し
話題だったとのことで期待していました。
主演は、昨年のアジアン映画祭でゲストだった香港の女優カラ・ワイ。
アクションがなくても主演作が話題になり、活躍されている様ですね。
変わらずお美しくて素敵。

今回はそのカラ・ワイ演じる古物商で大きな財をなしているタン家の女主人とその娘、
そして孫娘の女3代の周りで渦巻く、土地と政治を巡るスキャンダルを
タン家と関わりのある林家の一家惨殺事件と絡めながら描くサスペンスです。
旧家のドロドロした裏側、それを牛耳るのは美しい女性達・・・と言う
横溝正史的な世界は大好きなんですよね。
華やかな世界の裏側って気になりますから。

3人の関係性も歪みがあって、
どこか裏がありそうな雰囲気がプンプンするタン家ですが、
女主人の立ち回りはどこまでも緻密でスキが無く
終盤立場が危うくなりそうな所でも一転、
余裕綽々とたんかを切るシーンはカッコ良すぎでしょ!
でも結局、血の繋がる身内も犠牲にして欲しいものを手に入れても最後は・・・。
いやいや、女性は怖いわ〜と、ゾッとしながらも楽しめる作品でした。
3人の女優さんも気合いの入った演技を見せてくれます。
もう1度落ち着いて見たい部分もあるので、一般公開期待したい1本です。

そして終映後、監督の舞台挨拶がありました。
小柄でおしゃれなヤン・ヤーチェ監督。丁寧に質問にも答えられていました。
劇中、女主人の娘が描く絵としても、ポスターにもなっている
印象的な絵は、台湾の有名な女性画家の方の作品だそうで、
その人自身も内面に色々な物を持っている個性的な人の様です。
映画の中では、台湾語・日本語・広東語が出て来ますが、言語によって
舞台となった20年ほど前、その人物がどういう立場なのかを表したとの事でした。

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by sugisugi26 | 2018-03-22 21:47 | 台湾映画 | Comments(0)
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私の大阪アジアン映画祭、3本目はインド映画『ニュートン』。
久しぶりのABCホール。今では数カ所の映画館も会場となっていますが、
初期はここだけでした。
だからか、この会場に来るとイベント感を感じられます。
ちょっと不便ですし、開場時間まで建物の中に入られないのがたまにきずですが。

ロビーではエアインディアのマハラジャくんがポスター横でお出迎え。
この作品は、今年のアカデミー賞外国語映画賞のインド代表作品です。
元々の名前がイヤで、ニュートンと自分で命名した、
ちょっと風変わりな男のお話。

自分の職務には異様な責任感を持ち、向上心もある、役所勤めのニュートン。
ゲリラが出没する危険な僻地の紛争地帯に派遣される、
選挙管理委員の任務に志願し、地元警察の護衛に守られながら
70人余りの票をとる為に現地入りするのですが、
立候補者が選挙活動にも来ず、地元民は選挙の意味も分かっていない様なド田舎。
そんな中で住民は選挙に来るのか。任務遂行の使命感に燃えるニュートンと
噛み合わない周囲とのやりとりを中心に、投票日のドタバタな1日を
洗練されたタッチで描いています。

冒頭で、いきなり重くなりそうな気配もありましたが
テーマの割には、どこかほんわかした空気感が漂っており、
そんな中でもユーモアを交えながら社会問題をさらりと投げかけていたり、
人間ドラマとしても深みがあって、
じんわり暖かな気持ちになれる心地良いエンディングなど
軽妙な描き方にセンスを感じました。

ニュートン役は、ラージクマール・ラーオ。
名前は知っていますが今回初めて見ました。
ニュートンが真剣になればなるほどおかしさが出てくる感じでしたが
他の共演者もそれぞれ個性と味があって、やりとりが面白かったです。
特に地元の女性スタッフ演じる女優さん、聡明そうで魅力的でした。
ミュージカルシーンもなく、地味ではありますが、
印象に残る作品でした。


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by sugisugi26 | 2018-03-18 00:42 | インド映画 | Comments(0)
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アジアン映画祭2本目はタイ映画『ダイ・トゥモロー』。
2016年のアジアン映画祭で、迷っている内に見逃した、
ABC賞受賞作『フリーランス』の、
ナワポン・タムロンラタナリット監督の最新作です。
まだタイでは上映中との事。
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死について語る、半ドキュメンタリー映画。
インタビューと、様々なカタチの「死」がドキュメンタリー部分。
そしてその「死」の前後をフィクションで語る少し変わった手法。
例えば、夜中にホテルから飲み物を買いに行った女子学生が
事故で亡くなったという事実が語られ、
あるホテルの部屋で、未来について楽しげに夢を語る
仲良し女子学生達の様子が展開される。
事故の直前、まさか「死」がすぐそばに忍び寄っているとは思いもよらず
明るく前向きに、時に悩みももらしながら続く、たわいもないおしゃべり。
飲み物が足りなくなり、夜中だが誰かが買いに行く事になり・・・
そして朝・・・何事もなかったかの様にホテルの部屋を掃除する客室係。

この世界には常に「死」は色々なカタチで存在しているし
そこには様々なドラマがあり、あったハズであり。
淡々と「死」のある日常とそこにあるドラマを
様々なシチュエーションで描いた作品です。
結局生き死には誰にもコントロールできるものではなく、
時に思いもよらない結果を生む事もあります。

ガツンと来るほどではなかったですが、
「死」の周辺で語られるドラマは、それぞれ引き込まれる面白さがありました。
フィクションだけでも良かったのでは?と思いましたが、
ぐっと入り込みそうになるところで、ドキュメンタリーシーンで
突き放される感じで
あくまで冷静に、感傷的にならずに「死」を見つめるための
この手法だったのかもしれません。

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by sugisugi26 | 2018-03-16 23:24 | アジア映画 | Comments(0)
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9日から大阪アジアン映画祭が始まりました。
今年は台湾・ベトナム・インド・タイの4作品を見る予定です。

1本目はベトナムの『仕立屋 サイゴンを生きる』。
アオザイがテーマというのと、出ていたレトロテイスト漂う画像に惹かれて
見ることを即決した1本です。
邦題を見ると、まるで「厳しい時代を生き抜いたサイゴンの仕立屋の一生・・・」な
ずっしりと重量感のある作品を想像しますが、全然(てことはないですが)違ってて
もっと軽やかで、笑ってホロリのハートウォーミングコメディ。
しかも60年代を生きているヒロインが2017年のサイゴンで大活躍!と言う事で、
ファンタジー要素もあります。
現地ポスターもレトロチックでかなりツボ。期待が膨らみます。
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結果、カラフルでファッショナブルで可愛くて、
笑いもあれば、感動もあり、とっても楽しい娯楽作品でした。
テンポもバランスも後味も良くて、テーマもベトナムならではで、好きなタイプ。
なかなか映画を見る事のない国の、
こういう軽めの娯楽作品との出会いは貴重だと思いますので、
これからも大阪アジアン映画祭に期待していところです。

ストーリーは、サイゴンで長くアオザイの仕立てで名をなしているタン・ヌー家が舞台。
母の後を継ぐべきのヒロイン、ニュイは伝統のアオザイが嫌いで
洋服のデザイナーを目指し、母には反抗ばかり。ついには自分の洋服の店を出すと言い出し、
母は一計を案じる。そんな時ある事がきっかけで、ニュイが2017年にタイムスリップし、
思いもよらぬタン・ヌー家の状況に衝撃を受け、その時代で奮闘する事になるのだが・・・。
こういうファンタジーものは、ノリについていけないとしらけてしまったり
アイデアだけが空回りになってしまう事もありますが
その点、この映画では細かい事はあまり気にならず、過去と現代のつながりもわりと良く
できていて、うまく見せてくれていると思いました。
登場人物もキャラ立ちしてて面白かったし。
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この映画のおかげで、ベトナムではアオザイの人気が復活したとか。
劇中、ちょっとしたミュージカル的なシーンもあったり、
オープニングやエンディングも仕掛けがあって凝っていたり、
ブルーレイが出たらぜひ手元に置いておきたい、そんな愛すべき映画でした。
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by sugisugi26 | 2018-03-12 22:17 | アジア映画 | Comments(0)

大阪城梅園は花盛り

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この週末は本当にいいお天気で、気温もぐんぐん上昇。穏やかなお出かけ日和。
友人から誘われ、以前から行ってみたいと思っていた大阪城の梅園に行ってきました。
桜の前に、一足先のお花見です。

今回は地下鉄「谷町4丁目」駅方面からNHKの横を通り大阪城へ。
お城から歩いてくる人も多く、混雑が伺えます。
大手門から入りしばらくお堀の側を歩いて目指す梅園へ。
上から眺めるとなかなかの広さです。
赤・白・ピンクな様々な梅が植えられています。
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枝振りが複雑で面白いですね。
まだつぼみが多い木もありましたがほぼ見ごろ。
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燃える様に赤い梅もありましたが、今日みたいに汗ばむ日には少々暑苦しい感じ。
こちらはまだつぼみ。
しかし歩いていると、強い日差しに冬コートを着ているのが苦痛に。暑!
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立派なカメラを持った人も多かったです。
みんな写真を撮ったりしながら小道を進みます。
綺麗に咲きそろった木の前や、
梅と大阪城を一緒に写せる場所は、特に混雑していました。
こちらは薄ピンクが可愛らしい品種。
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枝の形も品種によって色々ありました。
天に向かってまっすぐ伸びるこちらも面白かったです。
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花も満喫し、暑さに少しぐったりしたので
売店のソフトクリームに飛びつきました。いや、今日ならかき氷もいけたかも。
また気温は低くなる様ですが、確実に春は来ていますね。


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by sugisugi26 | 2018-03-04 22:52 | 街歩き | Comments(0)