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レトロでアジアでシネマな日々


by sugi
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神戸『クラブ月世界』

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気になっていた元キャバレーで、
今はライブやイベントに使われている三宮の生田神社近くにある『クラブ月世界』。
先日オリジナル・ラブの田島貴男弾語りライブでやっと行くことができました。
場所は東門街。看板のレトロな書体にワクワク♪
1969年にオープンした由緒あるキャバレーだったとのこと。
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元キャバレーと言えば、大阪難波の『味園ユニバース』が有名で大好きなのですが、
同じ昭和レトロでも、そちらの、ミナミらしい猥雑さと強烈な個性とは違って、
中は上品なレトロ感漂う華やかな空間が広がっていました。
神戸と言う場所柄もあるのでしょうか。
今日のライブともぴったりの雰囲気でテンション上がりました。
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開演前は、天井ではミラーボールが静かにまわり、
大人の社交場な雰囲気が盛り上がります。
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キャバレーと言えば・・・なソファー席が雰囲気UP。
ステージをゆっくり眺めるなら、この席もいいですね。
この日はステージ前の折りたたみ椅子エリアにいましたが。
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ネオンが灯る夜の外観。
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ビルの上のネオンが、夜なのに光っていなかったのは残念でした。
でも、また1カ所素敵な場所を知ることができました。
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昭和のキャバレーやダンスホールの内装が好きなら
オススメの写真集『キャバレー、ダンスホール 20世紀の夜』。
日本全国の今も現役のキャバレーや、元キャバレー・ダンスホールの中が
煌びやかな写真で紹介されています。
当時のポスターやチラシなどの紙物グラフィックや、
インテリアも紹介されて独特の雰囲気に浸れます。
『クラブ月世界』は載っていませんが、『味園ユニバース』やそのご近所にある
とっても興味津々だった『ミス・パール』や『ミス大阪』が載っています。
平成が終わりつつある今、遠ざかる昭和に思いを馳せて。
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by sugisugi26 | 2019-03-30 20:06 | レトロ建物 | Comments(0)
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私が見た最後の1本は、昨年台湾でヒットし、
主演のロイ・チウが台北電影奨で主演男優賞を受賞した話題の台湾映画
『先に愛した人』。
ロイ・チウが今回オーサカAsiaスターアワードを受賞したので
舞台挨拶のある回に行きたかったのですが、
平日の昼間だったので、違う日の回に行きました。
発売日早い時間にチケットをとってもらったにもかかわらず最後列で
人気を実感。無事映画だけでも見られて良かったです。

舞台挨拶とトークの公式サイトでのレポートはこちら
私は初めて作品を見ましたが、なかなかの男前さん。実物見たかったです。

亡くなった父の、自分の母の前の恋人が、若い男性だったという、
ディープなストーリーの割に、一見軽いノリで、
「保険金をよこせ」と恋人に怒りまくる母と、
冷静にいつつも、この事態やヒステリックな母に混乱する息子、
ちゃらんぽらんに見える恋人・・・と、
登場人物もその行動もエキセントリックで
あっけにとられたり、笑ってたりする内に、
いつの間にかシリアスな現実が見えてきたり、
本当の愛情や心のつながりを感じてグっとくるという、
思わずうまい!と唸ってしまう作品でした。
軽やかで温かく、
微笑ましいエンディングも心地良かったです。

ロイ・チウ演じる父の恋人が、はじめはいい加減で適当なやつに見えて、
最後の最後に、そばに寄り添っていた人にしか分からない
悲しみを背負っている事が分かるシーンは感動的でした。
ノスタルジックな黄色みを帯びた色調も、ユルい音楽も
全てがぴったりで良かったです。
ぜひ一般公開してほしいです。

結局今回見た4本のうち、3本は賞を受賞し、
『先に愛した人』もロイ・チウが賞をもらったという事で
他にも見たかった作品はありましたが、
結果的にはいい評価を得た作品を見る事ができたようで良かったです。
実際、本当にどれも面白かったです。また来年に期待です。

by sugisugi26 | 2019-03-23 23:17 | 台湾映画 | Comments(0)
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アジアン映画祭が終わって1週間近くたちましたが、
すっかりスローペースでの感想UPになっております。
映画祭の余韻を楽しむ感じで見ていただければ幸いです。

このインドネシア映画『アルナとその好物』ですが、
映画祭のサイトの予告ムービーを見て
一気に興味が湧いて直感で見る事を決めました。
音楽とか、雰囲気とかでビビッとくる事ありますよね。
インドネシア料理が出てくる軽いラブストーリーとの事でしたが
料理がどれも美味しそうで、腹ごしらえして見に行って良かったです。

最近面白くない事が続いているアルナは、気の進まない出張の合間に
シェフの友人ボノと地方の料理を食べ歩く事にするが、
そこに出張のパートナーとして、元同僚で密かに想いを寄せるファリス、
食べ物に関するライターをしているナッドも加わり、
なんとなくそれぞれ微妙な想いを抱え、
煮え切らない男女4人の旅が始まるのだが・・・。

アルナの出張というのが、インドネシアでの鳥インフルエンザの実態調査との事で
流行っているという報告はあるものの、
実際現地に行ってみると、そんな状況はなく「なぜ?」という、
ちょっと謎を呼ぶ、単なるラブストーリーだけでない展開も面白く、
音楽も良かったですし、ちょっとノスタルジックな雰囲気もあり、
洒落た都会派ラブコメディとしてよくできているなと思いました。
4人の役者さん達の掛け合いも良かったです。
そうそう、ナシゴレンって、インドネシア人にとっては
お袋の味的な基本のメニューなんですね〜。そんなエピソードも良かったです。

こういう軽い娯楽作品が見られるのもアジアン映画祭ならではですね。
賞レースに出るタイプではないアジアの娯楽作品ってなかなか見る機会が
ないですからね。
と言ったそばからですが、今回見事『ABCテレビ賞』を受賞したので
来年、テレビ放映されるのです!嬉しい!!
気になった方、来年の映画祭前は放映情報チェックですよ。

by sugisugi26 | 2019-03-23 18:18 | アジア映画 | Comments(0)

OAFFにて『過ぎた春』

バイ・シュエ監督が『来るべき才能賞』を受賞されました。
それも納得の、新鮮さを感じる1本でした。
監督にとって初めての長編だそうですが、
とてもよく練られ、見応えがある作品で、
かつ新しく、若い感覚も感じられてとても印象に残りました。

舞台は香港と深圳。
深圳に母親と住みながら、毎日国境を超えて香港の学校に通う女子高生のペイペイは
お金持ちの友人と日本へ遊びに行くために、
バイトや同級生に物を売ったりしてお金を貯めるのに必死な中、
香港から中国へスマートフォンを運ぶ仕事に手を出してしまい、
組織の中で働く事になる。

危うい年頃の若者が簡単に犯罪に手を染めてしまう原因は
結局格差社会と孤独なのだと感じました。
しっかり者のペイペイに対し、
母親は誰かに頼らなければ生きていけない様なタイプの女性で、
香港に住む父親には本来の家族がいる様子。
たまに父親に会いに行き、お小遣いをもらったり、
食事を食べさせてもらったりしているが家族の温かさはあまり感じられず。

香港と中国を行き来しながら、
恵まれない境遇の中でも、都会の片隅で翻弄されながら
自分を追い求めている若者たちの姿にハラハラドキドキしながらも
引き込まれました。
犯罪組織の擬似家族の様な雰囲気の中で居場所を見つけ、
幸せを感じている様に見えたペイペイ。
自分達だけで何か大きな事ができる様な気になるが
結局は大人達の手の内で利用された事を思い知り
熱が覚めた様に本来の自分に戻っていくしかない姿が切なく、
でも少しホッとしました。

描き方や映像もクールなトーンで、音楽も印象的でした。
エンディングで気になった中国人歌手タン・ウェイウェイが歌うテーマ曲。
映画の余韻とともに心に残りました。






by sugisugi26 | 2019-03-19 23:48 | 中国映画 | Comments(0)

OAFFにて『みじめな人』

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大阪アジアン映画祭も本日で閉幕。
今年は前半に集中して4本鑑賞し、私の映画祭は早々に終了しましたが
どれもタイプは違う映画で、面白かったです。満足なり!

1本目に鑑賞して、今回見た中で1番良かったのがこの作品。
『みじめな人』・・・ってこの邦題はどうなのかと思いますが
(大阪アジアン映画祭の邦題センスについてはたまに「?」)、
作品は、気持ちにす〜っと入って、心が揺さぶられる1本でした。
後味もとてもよくて、優しい余韻に浸れました。

不幸な事故で身体に麻痺が残る老人と、
広東語が話せないが彼の介護を住み込みでやる事になったフィリピン人の女性の
心の交流を描きます。

フィリピン人の女性が、困難な状況の中でも優しさと前向きさと
自分を失わず強く生きている姿が
アンソニー・ウォン演じる、希望の持てない中で生きる老人の心に
火を灯し、希望を与え、突き動かしていく様子が、
自然に、説得力を持って描かれます。
良くも悪くも、ちょっとした事で物事は変わっていくという事を実感。

アンソニー・ウォンはもちろん、出演者みんな、存在感があって良かったですし
印象に残るセリフもたくさんありました。
正直見るのを迷った作品でしたが、見て良かったです。

〈追記〉
受賞結果が発表され、「観客賞」を受賞しました。
たくさんの方の胸に届いた様で、嬉しい結果です。


by sugisugi26 | 2019-03-17 12:29 | 香港映画 | Comments(0)
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最近、身辺が慌ただしく、バタバタしている間に3月突入していました。
そして毎年春のお楽しみ『大阪アジアン映画祭』も目の前!
あっという間に3月も終わりそうな勢いです。

しかし、このメインビジュアル・・・今、これ?と言う感じ。
昨年まではなんだか暗くてシュールで不気味な雰囲気が好きではなかったけど
これはこれであまり好きではないのですが。ノリは好きですが。
それはさて置き、今年は香港の『みじめな人』、中国の『過ぎた春』、
台湾の『先に愛した人』、インドネシアの『アルナとその好物』の
4本を鑑賞予定です。毎度、悩みに悩んでセレクトしますが今年は当たりと出るか。
週末から楽しみです!

by sugisugi26 | 2019-03-06 23:04 | アジア映画 | Comments(0)